34.小銭を探して夜の温泉街を彷徨う
駆け足で再びガニ湯本舗天風庵。
部屋で地図を広げて
長生湯を探す。
あっ、意外と近いや。こんな近くに共同浴場が二つもあるなんて恵まれてるな。
場所は天満湯の正面の橋を渡って川沿い。御茶屋川端屋という飲食店があってその隣。ということは、ここからも川の向かいに見えているぐらいの距離。
心配なのは料金。さっき天満湯に行くときに財布を確認したら小銭が100円しか無かった。
どうも天満湯を見た限り、有人の受付ではなくコイン式自動販売機の自動ドア仕様な気がする。
100円で足りなかったらどうしよう。パパはもうぐっすり寝てるから起こすわけにいかないし。
といっても部屋を探したら小銭が出てくるわけでも無し。足りなかったらペットボトルの自販機でも探して崩すしかないなと諦めて出発した。