大原の里の温泉は弱アルカリ性の単純温泉で、比較的ラドン量が多い他は特にこれといって表面的な温泉らしさが判りやすいタイプの温泉ではない。
大原は花折断層という活断層の西側に位置し、大原温泉は断層亀裂から湧出した28度ほどの源泉を千メートル以上の深い地盤から汲み上げて浴用に加熱している。
大原の里は脱衣所も洒落ていて、脱衣所の横に長い窓から大きなお釜のようなものが見えていた。どうやら露天風呂らしい。
最初は大原の里ではなく大原山荘に行くつもりであったし、お風呂の雰囲気のようなものは事前にチェックしていなかったので、雰囲気の良い露天風呂があるのは素直に嬉しかった。