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◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記

11.寂光院への道行き











 そこからの道はまた川沿いでのどかな田舎道。
 先ほどの呂川と同様、高野川の支流である草生川の流れに沿ってゆるやかな坂を登る。
 いつの間にか道は川から離れ、右手にはぽつぽつと民家、左手は少し低くなって畑が。畑の向こうはさっき隣を流れていた草生川でその対岸には重なる山を背景に農家が何軒か。
 三千院の行きの参道と同様、誰も歩いていない。
 民家の入口の石段に座って夢中でDSのゲームに興じていた二人の子供と、畑で農作業をしている人の他は、誰もいない。
 菜の花畑もあった。
 先ほど三千院に行くときに見た菜の花畑はまだ緑のままで花が咲いていなかったが、日当たりの関係なのかこちらは一面素朴な黄色に染まっている。
 薄日が差して暑くなってきたので上着を脱いだ。
 それを見て子供たちも上着を脱いでカバンにしまった。レナのカバンにはとても入らないだろうと思ったが、彼女はぎゅっぎゅっと上着を丸めると自分が肩から斜め掛けにしていたカバンにそれを押し込んだ。
 影が横切ったので空を見上げると一羽の猛禽類が獲物を探しているのかぐるぐると空に円を描いていた。





 道のりの最後は住宅地のようになっていてじぐざぐに曲がるが、要所には寂光院の方角を示す立札があるので迷わない。
 しかし最後の角の手前に「寂光院まで5分⇒」の札があったのに、そこから100~200mぐらいの所に今度は「寂光院3分」と次の札があって、これっぽっちの道のりを2分掛けて歩くのかと笑わせてもらった。

 最後の直線は旅館や民宿が建ち並んでいる。
 左手の大原の里や、右手の大原山荘では日帰り入浴ができるはず。大原山荘の隣には同経営の足湯カフェも有り店開きの準備中だった。
 足湯カフェを過ぎると左手に軒先に大きな樽を並べた翠月という漬物屋があり、漬物屋の正面が寂光院の石段だ。


寂光院への道行きで見た景色いろいろ。しまった、漬物屋の画像を入れるスペースが無くなった。



3-12寂光院と建礼門院徳子へ続く


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