36.バスが着いたのは二条駅で二条城ではなかった
疲れたしレナは部屋で待っているし外で夕食を食べる気にはなれない。
四条大宮の交差点周辺にはいくつかコンビニがあるので夕食と明日の朝食の分を買って部屋に戻ることにした。
ところが部屋に着くと・・・レナはソファーの上で爆睡していた。
・・・まあレナが寝てしまうことは半分予想できたが。
実は今日はまだ予定していたことがある。
それはライトアップしている二条城を見に行くことで、ここは日帰り温泉に行っている間休息させたレナも連れて行くつもりだったが、もう一度寝てしまった以上行かないだろう。
部屋の端にマットレスと布団を敷いてレナをそちらに移動させた。
半分寝ぼけていたレナは、自分がいつ布団に移動したか翌朝思い出せなかったそうだ。