今朝の湯畑前の空は曇りだ。
天候は下り坂。
でもまだ雨は降りそうにない。
日曜日の湯畑は、昨日以上に人出が多い。これから宿のチェックアウト時間に合わせて益々混雑してくることだろう。
人ごみをかきわけるようにして
千代の湯に急いだ。
「おはようございます」
今朝は副湯長ではなく、前回
地蔵の湯でお会いしたIさんがお湯の準備をしていた。
女性用脱衣所は今日もひっそり。
でも支度の前にストーブをつけてくれたので部屋は暖かい。
男性の方は紺碧七さんと短期湯治中の方以外にも親子連れの体験希望者がいるようだ。声だけしか聞こえないので年齢の程は判らないが、お子さんも既に大きいようだ。お父さんの言葉は早口の関西弁。
昨日も感じたが、時間湯は体験希望者に広く門戸を開いたことにより、急速に知名度が上がっている。今までは昔の入浴法だろうとか、湯治の人しか関係ないと思っていた人たちにはもちろん、時間湯の名前も聞いたことが無かったような人にも、草津に来たらやってみたいと思われるようになってきたようだ。
時間湯を必要とする人がいる限り、これ以上時間湯のできる施設を減らしてはならないと思う。
また、次世代湯長を育てていくには、多くの人の協力と長い時間が必要だ。
一人でも多くの人に時間湯を知ってもらうことは決して遠回りではないはずだ。