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晩秋の草津旅行記

11.子どもたちと熱い湯










 部屋に戻ると、ちょうど夕食時間だった。
 地蔵組も戻っていて、みんな揃って大広間で食べた。
 豪華ではないけれど、宿泊料からしたら大満足の夕御飯。
 特にちょっとしたデザートが気が利いている。
 あまり食べない子どもたちを素泊まり扱いにしてもらったのに、お茶碗や汁物も子どもたちの分を用意してくれて、有り難いことこの上ない。
 食後は子どもたちをお風呂に連れて行くことになった。
 前回の草津では、夜は子どもたちだけ入らせて自分は付き添い。宿泊したあさひ荘のお風呂にはついに入らずじまいだったけど、ここのお風呂には入りたかった。
 本当は時間湯中は他のお風呂には入ってはいけないのだが、まあ体験中ということで許してもらっている。
 実際に他のお風呂に入ると違いが判って面白い。






 この旅館(名前が明かせなくて申し訳ない)のお風呂は決して広くも綺麗でもないが、共同浴場よりもお湯の鮮度が良いと一部では評判だ。
 何だかウナギの寝床のように細長い浴室で、手前に小さい洗い場、奥は左右のスペースいっぱいに使って浴槽がある。
 床が石貼りで、特に脱衣所から入って直ぐの足下が冷たくざらざらしているので子どもたちがきゃあきゃあ言い出した。
 「痛くて冷たい」
 大丈夫大丈夫と言いながら入らせて、自分も後からついて行ったら確かに痛くて冷たかった。早くお湯を掛けなきゃ。
 お風呂のお湯はこれまた熱い。
 どこで冷水を入れるのかよく判らなかったし、お風呂を加水したくなかったので、とにかく浴槽のお湯を桶で汲んで足下に掛けた。
 熱いけど時間湯に馴れた自分には大したこと無い。
 子どもたちにはきついだろうか・・・。
 とりあえずお湯を掛けた。
 「熱いー」
 いっぺんには掛けずに遊ばせながら掛けていく。
 バケツリレーみたいにしながらカナもレナも30回ぐらいお湯をかぶっただろうか、いつの間にか馴れてしまったみたいだ。あとはすんなりとお風呂に入った。
 湯口からはどんどんお湯が出ているので、あれほど桶ですくったのに減る様子もない。湯量に対して浴槽が小さいのがまたいいんだろう。
 結局子どもたちは楽しくお風呂に入って十分温まった。
 後でパパはあの凄く熱いお風呂に水も入れずに子どもたちが入ったと聞いて驚いていた。





だからこのお風呂の写真を見て「あそこだ!!」と判っちゃった人も内密に




2-12氷点下の湯畑にて真夜中の屋台は大賑わいへ続く


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