キッザニア X キッザニア 目指せ人気職業攻略

*5/7*




キッザニアのパビリオンのほとんどは外からある程度体験風景を見ることができるが、あえて中に入らないと見られない、すなわち自分の子供が体験しなければなかなか見る機会のないパビリオンがいくつかある。

そのうちひとつがこのテレビ局。
また、同様のパビリオンに劇場や裁判所などがある。

よって、私もまだテレビ局の中がどんな風になっているのかまったく知らなかった。

テレビ局のお仕事は、キッザニア公式サイトのパビリオン紹介によると
  • カメラマン
  • ディレクター
  • スイッチャー
  • 音響
  • 衣装
  • メイク
  • アナウンサー
と、なっている。さらによく判らないのは、ときどき募集人数が変わることだ。以前は時間割がきっちり決められていて、何故か12人募集の回と10人募集の回があった。内容が違うのだろうか?

ちなみにこのカナが参加した回は、定員9名(また半端な)。内訳はカメラマン1名、キャスター2名、レポーター2名、お天気キャスター2名、インタビュアー2名だった。
そもそもこの名称自体が公式サイトのお仕事名と違い、益々困惑する次第。
それに衣装だのメイクだのは本当に募集する日があるんだろうか??

仕事の振り分けはカメラマンだけ先に希望を募り、残りは強制的にくじ引き。このときはカメラマン志望が二人いて、そこはジャンケンで決めた。
最後に滑り込んだカナはくじ引きでなんと主役のキャスター(アナウンサー)を引き当てた。本人曰く、みんなが引き終わった後の残り物だったそうな。



テレビ局の仕事の流れは、まず練習、そしてリハーサル、本番の順番だ。
リハーサル中は画像のSTAND BY札が入り口に提げられるので、これが出ている間はスタジオ内出入り可能だ。
本番になるとON AIR札に変わり、オンエア中は出入りできない(入りっぱなしで見学はOK)。

またまた私はスタンバイとオンエアの予定時刻をスーパーバイザーに確認する。
身動きできないオンエア時間とレナの仕事時間を調整する必要があるからだ。

教えてもらった予定時間は6時5〜20分がリハーサル、20〜30分が本番ということだった。もちろん状況次第で多少前後することもある。



カナがテレビ局の仕事に入ったのが5時48分。
その3分後にレナがデパートの仕事を終える。
結局カナの後にはもう一人だけしかお客さんは来なかったようだ。
でも本物のお客さんに売るお仕事ができて良かったじゃない。

レナはまた宅急便を見に行くが相変わらず混んでいる。パン工場や歯医者やビューティーサロンも混んでいるようだ。

うちの娘たちは二人ともまだメディカル関係の仕事をしたことがない。
「病院は?」
「病院は絶対嫌」

とりあえず2階に上る。
「そうだ、マンガ家がやりたいんだった」
レナは思い出した。
というわけで、出版社パビリオンへ。
4、5人並んでいるけどまだ入れる。レナが待ち時間を聞いてみると5分ぐらいという返事だった。



さて、レナの仕事が決まったのでテレビ局のスタジオに戻ってみよう。
この回は年かさの子が多かったせいか練習時間も短く予定より早めの6時にはリハーサルが始まっていた。
出入りは自由だが、入るときに「中では飲食、フラッシュ撮影はお断りしています。また携帯電話はマナーモードでお願いします」と注意事項を伝えられる。

おっ、カナはネイビーのブレザー姿で中央の目立つところに座っている。

番組はキャスターの挨拶から始まり、レポーターによる最近のキッザニアの紹介、お天気キャスターによる世界の天気、そしてCMを挟んでインタビュアーによるスタジオ来場者へのインタビューという構成になっている。
私は後から入場したので既にインタビューされる人は決定していた。体験をしている子供たちのお父さんたちらしい。インタビューの内容は、どこから来たかと、子供の頃の夢は何かというものだった。



みんなとても上手だった。
特にカナと一緒にキャスターを務めた女の子は、カナよりひとつ年上だったが明るい声ではきはきとしゃべり、見ていて気持ちが良かった。
お天気キャスターに一人小さい子がいたが、この子がまた字が読める年齢とも思えないのにとても上手だった。
可哀想だったのはレポーターを務めた男の子の一人。
たまたま緑色のトレーナーを着ていた。
実はレポーターやお天気レポーターが立つ場所は、背景に緑のボードが立ててあって、実際のテレビでは緑を機械的に消去して背景に様々な映像を映すことになっている。
なので緑の服を着ていると、胴体の部分が消去されて、顔と手足だけの透明人間みたいになってしまう。
これは、本番は用意された上着を着ることで対処された。



私はリハーサル中一度抜けて、レナの様子を見に行った。
レナは6時頃仕事に入れたようで、既に原稿を選んでいるところだった。

マンガ家は9割方完成した原稿を自分のオリジナルにすることができる。
抜けている台詞やキャラクターの表情を書き入れて、周りにスクリーントーンの装飾などを入れる。
作品にはチョコミミとワンピースの二種類があり、またそれぞれに何種類かの原稿がある。
せっかくだからカナが以前書いたのとは違う原稿を選びなよと事前に言ったが、レナはやっぱりカナとまったく同じ原稿を選んでいた。
まあ別にいいけど。

ところでマンガ家の仕事に入ったのが6時とすると・・・まずいな、テレビ局の本番終了ぎりぎりにこちらの仕事も終わりそうだ。





まあキッザニアの中なら安心だろうし、レナの性格から言って、母が見つからなければ移動しないだろう。
そう思ってせっかくなのでカナのテレビ局オンエア中もスタジオに陣取った。
そして、本番が終了すると同時に慌ててスタジオを飛び出した。

時刻はちょうど6時半。
出版社の仕事は終わっちゃっただろうか・・・。

急いで二階に上がると、レナは出版社前のベンチでべそをかいていた。
本人曰く泣かずに待っていたそうだが。
ごめんごめん。お姉ちゃんのテレビ局が本番になると出入り禁止でさぁ。

ホッとして益々しゃくりあげるレナを連れて次の仕事を探した。
レナの仕事を早く決めてしまわないと、本番を終えたカナも着替えてお給料をもらってテレビ局を出てきてしまう。



このとき宅配センターの前を通りかかると・・・
なんと一人しか並んでいない。

前回、今回と姉妹で何度待ち時間を聞きに来たことか。
いつも1時間以上の待ちで、こんなに空いているのは見たことがなかった。
「やる?」
「うん、やりたい」
「そろそろお姉ちゃんのテレビ局が終わるからママはそっちに行くね」
「カナも連れてきてよ」
・・・なるほど。むしろ宅急便をやりたがっていたのはカナだし。

というわけで2分後にテレビ局から出てきたカナをレナの待つ宅急便センターに連れてきた。
このとき既に一人待ち人が増えていたが、大丈夫、あと三人は入れる。

落ち着いたところでレナに宅急便の待ち時間を確認してみると、ちょうど前の回が始まったばかりのようでまだ30分近くあるそうな。それでも今まで30分待ち自体無かったことなので、きっとここは並ぶのが得策だ。
さっきデパートで買ったエコ定規を自慢するカナ



さてここでたまたま姉妹が揃ったわけだが、自然と話はエコ・キッザニアン・スタンプラリーのスタンプ数になった。
このレポートの最初の頁にも書いたが、スタンプを三つ集めるとキッザニア・オリジナルエコバッグをゲットできる。

カナは入り口でシティマップを断って一つ、デパートでエコ定規を購入して二つ、テレビ局で仕事をして三つだ。
レナは入り口でシティマップを断って一つ、額縁屋で袋を断って二つ、出版社で仕事をして三つだ。

二人は三つ目のスタンプを押してもらったパビリオンでそれぞれ新しいスタンプシート(左の画像)と、チームマイナス6%チーム員登録用紙(下の画像)なるものをもらっていた。チームマイナス6%チーム員登録用紙の下にはチームマイナス6%TEAM PASSなるものが付いていて切り離せるようになっている。

これはいったいどうやって使うもの??
それに新しいスタンプシートってことは、さらにスタンプを集めれば一日で何枚もエコバッグをもらうことができるの??

よく判らなかったので、目の前の宅急便パビリオンのスーパーバイザーに確認してみた。
「ひとつめのスタンプシートを埋めると、二つ目のスタンプシートをいただけるのですか?」
「そうです」
「それならスタンプを六つとか九つとか一日で集めて、一人が二つや三つのエコバッグをその日に頂くことも可能ですか?」
「もちろん可能です。がんばって沢山お仕事をして沢山もらって下さい」



念のため、ちょっと移動してデパート前で清掃業務をしていたスタッフにも「エコバッグのことでうかがっても良いですか?」と同じことを聞いてみた。
清掃スタッフの回答も宅急便と同じで、しかも間違っているといけないからとそばにいた別のスタッフに確認もしてくれた。
だからこの件に関しては三名のスタッフに、一日に複数のエコバッグゲットが可能であることを確認できたことになる。

さらにそのときに「エコバッグの交換場所は幼稚園前ですが、キッザニア終了後は出口で交換しますからそのときでも大丈夫です」とも教えてもらえた。
これも助かったた。
我が家は結局ラストぎりぎりまでお仕事に勤しんでしまったので、エコバッグ交換の時間を気にすることなく楽しめたのはこれを聞くことができたからだと思っている。

そうそう、キッザニアの公式サイトではチームマイナス6%TEAM PASSを提示するだけでもうひとつスタンプがもらえるとあった。
チームマイナス6%TEAM PASSってそもそも何ぞや?と思っていたが、どうやらこれはスタンプラリーのスタンプシートを三つ埋めるともらえるものらしい(右の画像の下半分がそれだ)。
ということは、混乱しそうな気がするが、スタンプを三つ集めてチームマイナス6%TEAM PASSをもらうと、今度はそれを見せて新たなシートにスタンプをひとつもらえるわけだから、具体的にはエコ体験を三つすればバッグがひとつ、五つすればバッグがふたつ、七つすればバッグが三つもらえる計算になる。

でもこのときの私は流石にそこまで気づかなかったので、子供たちは最終的に五つのスタンプを貯めたのだが、バッグはひとつずつしかもらわなかった。
そしてバッグを引き替えてもらうときにもトラブルがあったのだが、それはまたレポートがそこまで進んでから書くことにする。



■エコ・キッザニアン・スタンプラリーのまとめ

  1. 入場時にエコ・キッザニアン・スタンプラリーのシートをもらう(画像は二つ上。また、左の画像はそのシートの裏側)。
  2. スタンプラリーのシートの下部分にエコ・キッザニアン・スタンプカードが付いているので、そこに定められたエコ活動をしてスタンプを押してもらう(活動の内容についてはレポートの最初の頁で)。
  3. スタンプが三つ貯まると、三つ目のスタンプを押してくれたパビリオンでシートのスタンプカードの部分を回収し、引換にチームマイナス6%チーム員登録用紙(ひとつ上の画像)と、新しいスタンプラリーのシートがもらえる。
  4. 6時半(1部は12時半)以降にエコバッグ引換カウンター(幼稚園パビリオン向かい、但し閉園後はキッザニア出口)にチームマイナス6%TEAM PASSを切り離したチームマイナス6%チーム員登録用紙を提出すると、エコバッグがもらえる。
  5. 後からもらったスタンプシートにさらにスタンプを集めれば、一日に複数のエコバッグをゲットすることも可能。なお、最初のスタンプを貯めたときに入手したチームマイナス6%TEAM PASSを提示することにより、2枚目のスタンプシートに新たなスタンプがひとつもらえる。
注 最初は一日ひとつ限定だったようなので、複数もらえるという方針は期間中にまた変更になる可能性もあるかも
それからエコ・キッザニアン・スタンプラリーはエコバッグが無くなり次第終了と言うことなので、何日まで開催かは今の段階では判らない。


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