◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記
13.ドレモ ルタオ
その他に小樽と言えば、小樽出身の知人にルタオという洋菓子店が美味しいと聞いた。
オタルだからルタオとは・・・随分と単純なネーミングだなと思ったが、そんなに美味しいならぜひお菓子好きのレナのためにも買ってみたい。
そこで車に戻ってから地図でルタオを調べたら、行きにめちゃめちゃ混んでいた北一ガラスの近くのメルヘン交差点(凄いネーミングだ)周辺に本店及び専門店が計5軒、小樽駅前に1軒あったが、車が停められないとパパは却下。それではと空港近くのドレモ ルタオを選んだ。ここなら広い駐車場もある。
「OK」
ではキャンピングカーを返却する前にお土産タイム。
ルタオはチーズケーキが有名なのだがチョコレートもそこそこ知られている。
よく考えると私はチーズが苦手だしカナはチョコレートが苦手。もしかして店の選択を誤ったのか?
今更ながら夕方の空は晴れてきた。
しかしこの薄日の差す空模様がこののちとんでもない嵐に変わろうとは・・・
小樽からは高速に乗りそのまま新千歳空港へ。
高速を降りたら満タンまで給油して、それからドレモ ルタオへ向かった。
ルタオは新千歳空港内にも直営店を持っているが、ドレモ ルタオは空港から車で7分の立地にあるカフェを併設したショップだ。
正直ずいぶんと洒落た店舗だなと思った。
さっきの運河沿いの遊歩道同様パパとカナは降りないと言うのでレナと二人で店の中に入った。
外壁をガラス張りにした三角屋根の建物が二棟向かい合って建てられている。
片方がカフェでもう片方がスイーツショップのようだ。スイーツショップに入ると天井が高くゆったりとしたスペースに焼き菓子やチョコレートが並べられていた。
レジのカウンターには美味しそうなケーキも沢山あったが、これからの行動を考えると生ケーキは無理なので、焼き菓子を中心にばら売りのものをあれこれと選んで籠に入れた。
空港から近いと言っても空港内にも直営店があるせいか、店内で買っている客は観光客ではなく地元の人が多いように見えた。ちなみにほとんど全員が女性だった。
後は空港に向かうだけ。
さっきまで薄日が差していたのが嘘のようにいつの間にか空は暗くなっている。夕方が近いせいだろうと思いたかったが、遠くの空はまだ明るく、私たちの頭上は真っ暗だ。
激しい轟音が鳴り響いた。
雷ではなく飛行機だ。低いところを訓練中の自衛隊機だろうか、民間機ではない形の機体が通り過ぎていく。