ところで北海道の港町というと小樽と函館のイメージが強い。
函館は去年の夏に行った(
夏休み函館旅行記)。確かにレトロ感のある海外に向けて開かれた港町という雰囲気には共通するものがあるものの、函館が19世紀に長い鎖国に終止符を打った日米修好通商条約で米国を始め欧米の強国に対し門戸を開いた国際港であったとすれば、小樽は20世紀に入ってから主にロシアとの交易及び国内の石炭輸送で栄えた。
運河沿いだけでなく市庁舎や銀行などにも当時の石造りの建造物が残されて観光名所となっている。
石畳の遊歩道はまばらに観光客が歩いていた。
立ち並ぶレンガ造りの倉庫群やカモメのとまるガス灯が絵になる。
蔦の絡まる外壁の倉庫は観光客向けのカフェなどになっているようだ。
本当にほんの一ブロックだけどそのまま絵葉書になる風景がそこにある。