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◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記

14.鶴の餌やり











 ちょうど鶴を見学している時に軽トラが通路を走ってきて、金網の前で停まると作業着を来たおじさんが降りてきた。
 餌やりの時間だったのだ。
 おじさんは餌をやりながら鶴の名前を呼んで、この鶴はくちばしが折れちゃっているんだよとか、こっちの鶴は臆病なのでなかなか慣れないとか教えてくれる。
 おじさんが餌の魚を差し出すと、人に慣れている鶴は寄ってきて手から直接食べるが、警戒心の強い鶴は決して寄ってこない。
 おじさんは残りの餌を木製の四角い井戸のようなものに入れた。それは餌箱で、何故か上に粗い網がかぶせてある。
 なんでだろうと思ったが、カラスが入ってきて理由が判った。
 カラスなど他の鳥に餌を食べられないようにするためだった。鶴はくちばしが細長いので網の中の餌も食べられるが、他の鳥たちはくちばしが短いので網があると餌まで届かないのだろう。
 食欲の無さそうな鶴が多かった。
 いつでも餌がもらえると思うと野性味が無くなってしまうのか、手ずから餌を貰っていた鶴たちを除き、餌が餌箱に入れられてもあまり興味を示さない鶴が多かった。


いつも餌をくれるおじさんに懐いている鶴もいる



 手前の金網の鶴たちは年齢が高いせいか大人しかったが、一番奥のつがいは若いせいか元気がよかった。
 二羽で羽を広げて追いかけっこしていたが、片方の羽がはっきりとわかるほどに折れていてちょっと可哀想だった。
 餌やりのおじさんのトラックの後姿を見ると、「財団法人 釧路市公園緑化協会」と書かれていた。ああ、そうか、これから泊まる山花公園オートキャンプ場の管理と一緒だ。


鶴の餌を狙ってか他の鳥たちも寄ってくる



2-15山花公園オートキャンプ場へ続く


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