5.日向見薬師堂
てくてくと表示に従って細い坂道を登っていくと、10分も歩かないうちに日向見薬師堂が見えてきた。
群馬県内では唯一の、国の重要文化財に指定されている寺院建築で、小さな茅葺のお堂だ。
神社系幼稚園に通っているカナとレナは、ちゃんと手をあわせてお参り。境内の小石を踏むと、「神様が痛いって言うよ」と親が怒られてしまう。
しゃもじが沢山奉納してある。萱の屋根がとても絵になるスポットだ。
ところで
御夢想の湯は、源頼光の家臣、四天王の一人と言われた日向守碓氷貞光の夢枕に童子が立ち、霊泉湧くことを伝えたという四万温泉発祥の伝説のお湯。
日向見薬師堂のすぐ隣に建っているのだが、これがまた慎ましやかな建物。
薬師堂が風情あるのに対し、御夢想の湯はそれと知らなければ気づかないほど。ちょうど中生館の看板が手前に建っているので、まるで中生館の建物の一部かと思ってしまう。