2.北西へ
10時過ぎ、年末にほぼ毎日通った岩櫃山に至るルートを下れば、正面に雪を抱いた山々。
途中に可愛いニワトリの像がある養鶏場があるのだが、今日は「伝染病予防のため立ち入り禁止」の看板が見えた。鳥インフルエンザが収まるまで、神経質になっているのだろう。
吾妻川沿いの145号線を吾妻渓谷、
川原湯温泉と過ぎて、城跡もある羽根尾の先、袋倉という場所に一軒宿の
半出来温泉はあった。
温泉が半分の出来ということではなく、半出来とは小字名。元々作物がよく育たず半出来と呼ばれた地名に由来する。
宿は国道沿いで、一言でいうとかなり襤褸である。
しかし佇まいと裏腹に、駐車場は5、6台の車が停まっており人気がありそうだ。
私たちが降りる準備をしている間にも、もう一台新しい車が停まり、若いカップルがタオルを手に降りてきた。
ここは昭和50年創業。その頃から建て替えていない感じの古そうな建物だ。絵になる古さではなく、B級感の増した古さだ。
お風呂は男女別の内湯から外に出て、露天風呂に至る。露天風呂は混浴だ。