3.中津川の一日はのんびりと過ぎていく・・・
カナとレナは川原からバイバイとみんなに手を振った。
駐車場からだださんが振り返してくれたのが見えた。
みんなが行ってしまうと、何だか急に静かになってしまった気がした。
今日帰るつもりだったので、もう食料は無い。
パパが一人で道の駅の先まで買い出しに行ってくると言った。
子供たちは川原で遊ばせておいた方がいいだろう。
今日も水着になってじゃぶじゃぶと川の中に入っている。
自分たちの作った流れに人形を流してみたり、ハート型の川石を捜してみたり。
パパが戻ってくるまでの一時間ちょっとの間、本当にのんびりと過ごしてしまった。
9月後半だというのにフェーン現象で夏みたいに暑い日だった。
途中でカナより少し小さい子供が二人遊びに来た。お兄ちゃんと妹だ。昨日一泊して、今夜も泊まる予定だという。石を投げたりして遊んでいたが、やがて親が呼ぶ声がして帰っていってしまった。
私たちの他にも子連れの泊まり客がいるのかとちょっとホッとしたが、それは彼の思い違いだったようで、その一家も荷物を畳んでチェックアウトしてしまった。
あんなに子供が沢山走り回っていたキャンプ場は昼過ぎまでに閑散としてしまった。
夏休みではないので、平日はこんなものなのかもしれない。
パパが戻ってきて焼きそばを作ってくれたので、川原で食べた。
食べながら今日は何も観光しない日でいいんだなぁとふと思った。
食後は
彩の国ふれあいの森へ行ってみることにした。
昨日も行ったが、車で数分、入場料もタダだし、一応
日帰り温泉もやっている。また木のペンダントを作るのもいいかなと思った。