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奥秩父日記1-9


9.キャンプ場の極上温泉

 ばたばたと荷物を運んだり私たちが走り回っているうちに、他の方々はお風呂から上がられたようだった。
 先ほど駐車場でお会いしたかわさんとおかかさんのご夫妻と、今回の幹事のだださんを除くとみなさん初対面だった。
 埼玉の温泉に詳しいシバクさんとちいくぅさんご夫妻、埼北温泉愛好会の義満さんとHIROさんだ。

 いいお風呂ですよーと言われ、早速おかかさんと二人で入らせていただくことにする。
 川沿いの湯小屋で、今の時間は檜の内湯が女湯、岩の露天が男湯に設定されていた。
 中を覗けば・・・うわー、いい感じ。
 四角い木の浴槽に鉄錆のような真っ茶色の濁り湯。窓を開ければ中津川とさわやかな新緑。これは幸せになれそうなお風呂だ。

 ちょっとぬるめ。というかまだ攪拌されていない。熱いところと水みたいなところがある。
 鉄分の中に甘みのある味。
 のぼせずのんびりいつまでも入っていられそうだ。


中津川温泉 桧風呂(女湯)と書かれています 女湯の暖簾


 おかかさんともゆっくり話すことができた。
 ご主人のかわさんがしばらく療養生活をしていると伺っていたので心配していたが、今はよくなられて以前のように少しずつ温泉巡りを始めているということだった。
 カナとレナが丈夫ですねと言われて、そうかと気づいた。
 確かに毎月連れ回しているにしては、ほとんど病気になったことがない。扁桃腺になりやすいので冬場は時々病み上がりに旅行していることもあるが、旅先で熱を出したのはいつぞやの伊香保ぐらいだ。

 とにかくおかかさんとかわさんご夫妻は若々しくて、とても大きなお子さんがいるようには見えない。
 私たちもいつかこんな風になれるかしら。なれたらいいな。 


真っ茶色の利きそうな濁り湯
入るととても幸せな気持ちになります

新鮮な鉄の臭い
キャンプ場とは思えない雰囲気のある湯小屋
窓を開け放てば、さわやかな5月の風とともに、新緑と清流が目に鮮やかです。




1-10.作って食べて飲んでへ続く


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