ケアンズぷらすケアンズぷらす > 子連れ旅行記 ケアンズと森とビーチの休日 > 10-6タリー川と言えばラフティング

** ケアンズと森とビーチの休日 **

6.タリー川と言えばラフティング




 




 どうやらここはラフティングのスタート地点のようだった。
 駐車場の一角にR・サンダー・ラフティングとペンキで書かれた鉄の枠のようなものがあって、そこからケーブルが伸びている。
 「あれはきっとゴムボートを吊して川まで降ろすためのケーブルだよ」とパパが言った。
 えっ、でも肝心のゴムボートは? それにラフティングのツアー客は? 今そこでボートを膨らませている人は単なる個人みたいだけど。
 「まだ朝早いから渓谷に到着していないんだよ。ケアンズから沢山のお客さんを乗せて、今頃バスがこっちへ向かっている途中だって」

 パパは売店の一つぐらいあるかと思ったんだけどなぁ、と辺りを見回した。
 私は売店なんてあるわけないと思っていたが、もうちょっとこう、公園みたいな場所があるんじゃないかと思っていたがやはり何もなかった。
 するとそこへトラックが到着した。トラック本体にも後ろに引っ張っている台にもゴムボートが山と積まれている。ライジングサンダーのボートが到着したのだ。
 ラフティング客の到着前に準備しなくてはならないため、見ているとスタッフの男性が数人降りてきて、せっせとボートをケーブルに吊し、下へ降ろし始めた。パドルやライフジャケットを運んでいる人もいる。
 へえー、こんな風に準備するんだ。




うーん、タリー川ラフティングのゴムボートはこうやって準備されるんですね



 鉄枠の付いたケーブルの右側に、川沿いへ降りる細い道がついていた。
 一人っきりでせっせとボートを準備している人に「ハイ」と挨拶してから、細い道を下ってみた。
 「ああ覚えている。確かこの道だったよ。ここを降りてボートに乗ったんだ」とパパ。
 私たちは10年以上前だがライジングサンダーのラフティングを体験したことがあるのだ。ついでにR'n'Rのラフティングも。
 どちらもほとんど差がなかった。やっていることはほぼ同じ。
 6人の参加者と一人のガイドがボートに乗り込み激流を下る。最初に簡単な号令と漕ぎ方を教わり、あとはもういきなり本番。
 ぬれるので水着。日焼け防止にその上にTシャツ。足下はかかとのある靴。スポーツサンダルでも可だがかかとのないサンダルはNG。眼鏡を掛けている人はつるにストラップをつけるよう言われる。
 最初のうちはもう何が何やら判らずもみくちゃにされるばかり。時々ボートから振り落とされたりする(一人一回は突き落とされるのがお約束だった)。
 要所要所では岩の上からスタッフが記念撮影してくれたりする。
 ランチは陸地に上がってセルフサービスで食べた。
 午後は午前中に比べればゆるやかで楽な流れだった。



10-7ラフティング準備中へ続く


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