ケアンズ周辺のほとんどの現地ツアーはアコモから送迎してくれる。近いエリアなら無料で離れたエリアからだと有料だったり、送迎を断って自力で行けばツアー料金を割り引いてくれるものもある。
しかし珍しくこのヒンチンブルック島一日ツアーは送迎無しだった。
いや、一応最寄りのカードウェルからなら送迎してくれるようだが、カードウェルに泊まっている人はそれほど多くないだろうから、レンタカーが無いとちょっと参加しにくいかもしれない。
受付は朝の8時半。
たぶん
ミッションビーチからカードウェルまでは1時間程度。
予定より10分ほど出発が遅れてしまって、私たちは微妙に焦り気味。
ヒンチンブルック島というのはカードウェルとルシンダの間の海に横たわる大きな島だ。
ミッションビーチからもうっすらとその島影が見えている。
島の面積は339km2。島全体がヒンチンブルックアイランド・ナショナルパークという国立公園に指定されていて、山と熱帯雨林とマングローブと入り江とビーチでできている。
泊まりたい人には、ヒンチンブルックアイランド・ワイルダーネス・ロッジという宿泊施設と複数のキャンプ場がある。
とにかく大陸からほとんど離れていない島で、地図を見るとまるで大きな川で分断された半島のようにも見える。
ヒンチンブルック島に行く方法は二つ。
カードウェルからヒンチンブルック・エクスプローラーというフェリーで行くか、カードウェルの南50キロほどの所にあるルシンダからヒンチンブルック・ワイルダーネス・サファリのフェリーで行くかだ。
行きにカードウェルからのフェリーに乗って、島内をキャンプしながら歩いて、帰りにルシンダ行きのフェリーに乗る方法もある。
私たちの申し込んだ1日ツアーは、カードウェルからヒンチンブルック島のラムゼイベイに寄り、ケープ・リチャーズを経由してまたカードウェルに帰るというもの。
もうちょっと詳しく説明するとこんな感じだ。
- カードウェルのポートヒンチンブルック・マリーナで乗船受付
- マリーナ出航ヒンチンブルック島へ
- ケープ・リチャーズ到着 ヒンチンブルックアイランド・ワイルダーネスロッジ宿泊者を降ろす
- ミッショナリー・ベイの湾内でジュゴン・ウォッチング
- ミッショナリー・ベイに面したクリークを遡り、マングローブ・ウォッチング
- クリークで下船してボードウォークなどを歩いて島の反対側のラムゼイ・ベイにあるビーチで遊ぶ(ここから別れてウォーキングコースを歩きルシンダ行きフェリーに乗ることも可)
- 再び船に乗る
- マクシラからケープ・リチャーズまでウォーキングする人だけを降ろす(小舟で)
- ウォーキングしない人は真っ直ぐケープ・リチャーズに戻る
- ケープ・リチャーズのヒンチンブルックアイランド・ワイルダーネスロッジのレストランでランチを食べたり、オーキッドビーチで遊ぶ(マクシラからウォーキングしてきた人も途中で合流)
- ケープ・リチャーズからカードウェルのポート・ヒンチンブルック・マリーナに戻る
私たちはウォーキングをせずにビーチでのんびりするプランを立てていたので、とにかく船に乗っていれば良いということになる。
ちなみにマクシラからケープ・リチャーズまでウォーキングする人は当日マリーナで申請すれば良い。
まあこんなことを書いてみたが、そのときの私は行程をまったく知らず、全てパパ任せだった。帰ってきて整理してようやく自分がどういうルートを通っていたのか理解したところ。