レナたちが言うには、母屋の方に歩いていったら、母屋のバルコニーに信じられないほど沢山のロリキートがとまっていたというのだ。
ロリキートというのはインコのことで、インコというのは大体が派手な色をしているものだけど、中でもオーストラリアの東海岸に分布するレインボーロリキートは名前の通り凄い色彩をしている。
頭は真っ青。目とくちばしは真っ赤。後頭部がライムグリーンで背中から羽はグリーン。お腹側の色彩がまた強烈で黄色と赤と青と緑でグラデーションみたいになっている。
しかもこの鳥、森ではそこら中で見かけるし、
ケアンズの町中でも群になって飛んでいる。その鳴き声たるや、ぎゃーぎゃーとえらいけたたましい。
ケアンズでぎゃーぎゃーという声を聞いたらまずレインボーロリキートだ(しかも群だ)。
その飛び方もぶーんと魚雷みたいに重そうに飛んでくる。