ポートダグラス楽園日誌2004 6-14


14.楽園の島に別れを告げる

 計っていたわけでもないのに、戻ってみればもう引き上げる時間だった。
 最終シャトル便は全員乗り切れず、もう一往復することになった。
 残されたメンバーに入って、シャトルが戻ってくるまでの僅かな時間、名残を惜しむことが出来てちょっと得した気分。
 日本人女性の二人組が、シャッターを押してほしいと頼みに来た。
 白い波打ち際が入るように構図を決めてほしいと言う。
 撮影してカメラを返した後、ふと思いついて自分たち家族の写真も撮ってもらった。
 きっと昨日のOn The Inletの写真と併せて、この二枚だけが今回の旅行で家族四人揃ったものになるのだろう。
 パパは最後に、子供たちの集めた珊瑚のかけらと貝の写真も撮った。

 海鳥たちに別れを告げて、ミコマスケイを後にする・・・。


貝殻や珊瑚を沢山集めた
でも、国立公園から持ち出すのは禁止されている

持って帰れるのは思い出だけ
眩しい海と熱い砂と白い貝の記憶だけ

さようなら、ミコマスケイ




6-15.帰路へ続く


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