ポートダグラス楽園日誌2004 6-7


7.ミコマスケイ到着

 やがて水平線に何かが見えてきた。
 平たい白い島だ。
 何か煙っているようにも見える。
 あれは・・・島の上空を飛び交う無数のトリ?
 とんでもない数の海鳥が、まるで小さな島にたかるようにぎっしりといる。
 一種異様な光景だ。

 ケイ周辺の海は浅瀬になっていて、珊瑚を傷つけないように帆船カタマランは少し離れた海上に停泊し、島へはシャトルボートで渡る。
 ロウアイルズの時もそうだった。グリーン島のように桟橋が作られている場合は別だが、純珊瑚の島ではこうして上陸するしかない。
 島が見えていたのは右舷だったが、先ほどの説明の時に到着次第左舷から餌を撒くと言っていた。基本的には餌付け禁止の海域だが、申請して許可された一日一キロの餌だという。
 子供たちにはなんといっても餌付けショーだ。
 右舷の絶景は諦めて左舷へ急ごう。
 と思ったら、船はターンして、ちょうど左舷の目の前に白いミコマスケイが現れた。

 餌は白身の魚。
 Kさんはナポレオンフィッシュなんかも来ると言っていたが、船の上からはよく判らない。かなり大きな魚たちがばしゃばしゃと餌を食べに寄ってきたのは判った。


穏やかで少しせわしないセーリング・クルーズを終えて、白砂の珊瑚礁に到着

島の上空をうっすらと煙るほどに鳥が飛んでいるのは驚くような光景

餌を撒くと、澄んだ水をかきわけるように魚たちが集まってきた


 さて、餌付けが終わると、最初の島行きのシャトルが出る。
 また、10時半のグラスボートの1便も乗客を乗せ始めた。持っている整理券はこの回のボートの分。カナとレナの手を引いて乗り込んだ。
 乗るときちょっと揺れたので、係りのオージーが子供たちを支えてくれた。


左上とオーシャンスピリットのグラスボート

グラスボートの中はこんな風になっている、両サイドがガラスで覗き込まなくてもよく見える

左下とグラスボートが珊瑚のポイントまで動き出す前から、ボートの窓のところに寄ってくるフレンドリーな魚たち




6-8.珊瑚とグラスボートへ続く


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