ポートダグラス楽園日誌2004 6-3


3.ケアンズのマリーナ

 市内地図を見ながらナビゲートする。
 駐車場も集合場所のホテルもすぐに見つかった。
 カナは出発時から目を覚ましていたが、レナはずっと寝ていたのでケアンズについてからぐずぐず言い出した。
 なんとか着替えだけはすませたが、車の中で朝食を取る時間までは残されていなかった。

 降りるのは嫌だとか歩くのは嫌だとか言うので、仕方なくレナは背負って行くことにした。
 ホテルの正面玄関がどこかよく判らずぐるりと回ってしまった。変な入り口から入ったので、ロビーに行くためには階段を下りなくてはならない。朝から背中が重いなぁ。

 ロビーについて一安心。
 だけどこの日本人の多さは驚きだ。
 朝からロビーで様々なアクティビティの送迎バスを待っている(とおぼしき)人々のほとんどが日本人。飛び交う言葉もみんな日本語だ。
 ケアンズに泊まると言葉で苦労することはなさそうだが、ホテルの選択によっては外国に来た気もしないかもしれない。

 すぐに名前を呼ばれた。
 他にも同じツアーの人がいるかと思ったが、そのバスに乗り込んだのは私たちだけだった。みんな違うバスを待っているのだろう。
 予約の名前を確認した送迎バスの運転手は、Ocean Spiritと書かれた蛍光色のシールを渡して胸に張るよう指示した。これでツアーを識別するのか。

 たまたま一番前の席が空いていたのでそこに座ることにした。
 カナとレナは一緒に座りたいと言うので、2人用の座席だが私も含めて3人で座った。
 送迎バスはその後他のホテルも回り、港へ向かった。
 お腹を空かせた子供たちには、バスの中で持ってきたリンゴとパンをかじらせた。


キャプテンクックハイウェイを南へ走り、正面に山が見えてくると、まもなくケアンズだ

朝のケアンズ

マリーナ到着。朝からGBRクルーズに行く人々で賑わっている。


 ケアンズのマリーナに着き、全員降ろされる。
 正面から朝日を浴びて、かなり眩しい。
 桟橋に出ると、見慣れたラディソンプラザ・アット・ザ・ピア。
 昨日のことがあるので、子供たちの手は離せない。
 本当に海は怖いのだ。
 桟橋の両側には大型のクルーズ船がいくつも停泊している。
 あのずらりと日本人ばかり並んで乗船を待っているのはもしかしてグリーン島行き?
 前に乗ったサンラバーの船もある。
 オーシャンスピリットの桟橋はまだまだ先だ。
 かなり先端に来て、左へ折れる。
 グリーン島やアーリントンリーフに行く大型クルーズ船と違って、瀟洒な帆船だ。二艘並んで出航を待っている。
 手前がオーシャンスピリットII号、ウポルケイ行き。
 奥がオーシャンスピリットI号、今日乗るミコマスケイ行きだ。


桟橋からザ・ピアをのぞむ

見よ、この完璧な青空

グリーン島行きに行列する日本人

パパに手を引かれるレナ

手前がオーシャンスピリットII ウポルケイ行き、奥がオーシャンスピリットI ミコマスケイ行き




6-4.さあグレートバリアリーフへ向けて出航だへ続く


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