18.ドキドキわくわく大集合!?
ふと時計を見れば3時過ぎ。
まさか・・・と思って岩場の方に行ってみれば、ちょうどわくわく動物探検ツアーのバスが到着したところだった。木の陰に
どきどき夜行性動物探検ツアーのバスも見える。
あやぁ、道に迷った末、奥さんにいろいろ見せていただいているうちに、ちょうど日本語動物探検ツアーが
グラナイトゴージにやってくるまさにその時間になってしまったのだ。
ロックワラビーの出てくる大岩の上は、笑っちゃうほど大勢の日本人がいた。
ワラビーも10匹以上出てきて愛想を振りまいている。
カナとレナにも餌を持たせた。
・・・でも何だか私たちまでツアー客みたい。
パパが、「ツアー客は時間が限られているからあっという間にいなくなるよ、それまで待とう」と言った。
尤もだ。
去年の私たちだってほんの短い時間しかここにいられなかったじゃないか。
ところが、だ。
去年はSARSの影響で一ツアー15人ほどしか参加者がいなかった。今年はそういったマイナス要因は無いし、おまけに夏休みに片足つっこんでいる。恐ろしい数の日本人が押し寄せていた。わくわくもドキドキも、それぞれ3台以上のバスを連ねてグラナイトゴージに来ていたのだ。
結果、「餌のお代わりは一回までですよ」と外人的イントネーションで日本語を話すオージーがツアー客をせき立て、嵐のように撤収させると、次のグループが大挙して岩場に降りてくる。それが終わるとまた次が・・・。
狭い岩場は入れ替わり立ち替わり、団体日本人観光客の尽きることは無かった。