ポートダグラス楽園日誌2004 4-15


15.グラナイト・ゴージへの遠い道

 15キロの道を逆戻り。またまたロデオ会場の横を通り、墓地を過ぎ、ゴルフ場に出た。相変わらずカンガルーの姿はない。野生カンガルーがゴルフ場に来るのは季節的なものなのだろうか。それとも農薬でも散布したのか。農薬を散布した後は、カンガルーは姿を現さないと聞いている。

 そういえば、観光用の簡易な地図には、こちらの道ではなくメインストリートの中央から曲がってグラナイトゴージに行くよう載っていたし、前に夜行性動物探検ツアーで行ったときも、確かいったん町中を通過した。
 きっとその道が正解なのだ。

 ゴルフ場の角で曲がってマリーバのメインストリートに入ると、すぐに変形ラウンドアバウトがひとつあり、更に進むともう少し大きなラウンドアバウトがある。
 ここがマリーバの中心で、もっと行くと直ぐに町を抜けてしまう。
 中心部のラウンドアバウトで右折。ちょっと行くとすぐにもう一つラウンドアバウトがある。そこを左斜め前方に入ると、そこはChewkoロード。Chewkoという集落に繋がっている。
 道なりにChewkoロードを進めば、町を抜けてすぐに郊外。
 その二ヶ所の曲がり角には小さいながら「Granite Gorge Nature Park →」の表示有り。今度こそグラナイトゴージに着くはずだ。

 前方に大岩がごろごろした丘など見える。グラナイトゴージもそうだけど、この辺りの岩は特徴がある。
 ふと、ブラックマウンテンのことを思い出した。
 ケープトリビュレーションよりもっと北にあるクックタウンへ向かう途中、ブラックマウンテンという山があるという。
 もちろん実物を見たことはない。写真で見ただけだが、ちょうど今目の前で見ている丘の岩を、全部黒一色に染めたような不気味な景観だった。

 さてしばらく走るとPagliettaロードという脇道が現れる。ここを右に曲がるのが最後だ。
 サバンナを行くような道はラストでダートになり、ああこの辺り覚えているなと思ったら、グラナイトゴージに着いていた。
 去年はあのダートになった辺りで笑いカワセミことクッカバラを目撃したのだ。


この日何度も行ったり来たりする羽目になったマリーバの町

岩のごろごろした印象的な丘

ChewkoロードとPagliettaロードのぶつかるところ。グラナイトゴージはこっちだ!! 今度こそ間違いない。


 正面に見覚えのあるパーキングがあり、左手にキャンプエリアがある。
 時計を見ると二時半だった。
 車を停めると、管理している年輩の男性が近寄ってきて入場料を徴収した。餌もいるかと聞く。いや、餌は昨日、レインフォレステーションで調達してある。
 餌付けは大人5ドル、子供1.5ドル、家族は12ドルとなっている。ガイドブックでは一人2ドルと書いてあったから、えらく値上がりしている。そのかわり、今まで現地では手に入らなかったと聞いていたワラビーの餌も今は1ドル出せば売ってくれるようだ。


パパが料金を払いに行った・・・
それにしてもちょっと値上げしすぎじゃない?




4-16.レインボーロリキートと遊ぶへ続く


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