15.グラナイト・ゴージへの遠い道
15キロの道を逆戻り。またまた
ロデオ会場の横を通り、墓地を過ぎ、ゴルフ場に出た。相変わらずカンガルーの姿はない。野生カンガルーがゴルフ場に来るのは季節的なものなのだろうか。それとも農薬でも散布したのか。農薬を散布した後は、カンガルーは姿を現さないと聞いている。
そういえば、観光用の簡易な地図には、こちらの道ではなくメインストリートの中央から曲がって
グラナイトゴージに行くよう載っていたし、前に
夜行性動物探検ツアーで行ったときも、確かいったん町中を通過した。
きっとその道が正解なのだ。
ゴルフ場の角で曲がって
マリーバのメインストリートに入ると、すぐに変形ラウンドアバウトがひとつあり、更に進むともう少し大きなラウンドアバウトがある。
ここがマリーバの中心で、もっと行くと直ぐに町を抜けてしまう。
中心部のラウンドアバウトで右折。ちょっと行くとすぐにもう一つラウンドアバウトがある。そこを左斜め前方に入ると、そこはChewkoロード。Chewkoという集落に繋がっている。
道なりにChewkoロードを進めば、町を抜けてすぐに郊外。
その二ヶ所の曲がり角には小さいながら「Granite
Gorge Nature
Park →」の表示有り。今度こそグラナイトゴージに着くはずだ。
前方に大岩がごろごろした丘など見える。グラナイトゴージもそうだけど、この辺りの岩は特徴がある。
ふと、ブラックマウンテンのことを思い出した。
ケープトリビュレーションよりもっと北にあるクックタウンへ向かう途中、ブラックマウンテンという山があるという。
もちろん実物を見たことはない。写真で見ただけだが、ちょうど今目の前で見ている丘の岩を、全部黒一色に染めたような不気味な景観だった。
さてしばらく走るとPagliettaロードという脇道が現れる。ここを右に曲がるのが最後だ。
サバンナを行くような道はラストでダートになり、ああこの辺り覚えているなと思ったら、グラナイトゴージに着いていた。
去年はあのダートになった辺りで笑いカワセミことクッカバラを目撃したのだ。