子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 温度はぬるめ、滑りやすい泉質なので注意
- 設備----- 雰囲気★★★★☆ おむつ児入浴不可
子連れ家族のための温泉ポイント
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士の生家と周辺エリアを韮崎大村財団が大村記念公園として管理して、韮崎大村美術館、そば処上小路などとともに運営している日帰り温泉。
しかし功績をたたえる記念館ならわかるけど(記念館も建設予定らしい)、なぜ日帰り温泉や蕎麦屋?ノーベル賞とどんな関係が?と思ったら、博士自身が生まれ育った町への恩返しとして温泉を掘削したらしい。なんかいい話じゃないですか。博士のファンになりそう。
ちなみに併設の蕎麦屋で先に食事をしたが、先に温泉に入ってから食事をしたなら蕎麦屋の割引券がもらえたらしい。順番を間違えたか。
館内はこぢんまりとしていながらも綺麗。アート作品が多く飾られていて、敷地内に別途美術館もあるけれど、ここもちょっとしたギャラリーみたい。
浴室は男湯も女湯も内湯と露天風呂があるが、この時の男湯は八ヶ岳が見えたらしい。その時はずるーいと思ったが、後で調べたら月ごとに男女入れ替え制だった。運が悪かったのだ。とはいえ、別にもう一つのお風呂の眺めが悪いわけではない。
内湯のお湯は無色透明ではなく、濁りはないが緑色に見える。浴室内自体は消毒臭もしていたが、お湯からは特ににおうわけではない。なお、かけ流しであるらしい。
温泉自体のにおいもほとんど感じられなかったが、手触りはとても顕著につるつるきゅっとして、いかにも重曹泉という感じ。楽しい極上の手触りだ。温度は内湯も露天風呂も42度ぐらいと、まことに適温。
八ヶ岳が見えない方の露天風呂も、十分に開放的で眺めが良かった。
かつ、リゾートなととのい椅子もあって、お洒落な雰囲気。なお露天風呂は岩風呂のせいか、内湯のような緑色のお湯には見えず、ほぼ透明に思える。わずかな塩味あり。
最後に蕎麦屋の感想を。順序から言えば蕎麦を先に食べたわけだが、「盛り」と「おざら」を注文。
「盛り」は緑がかってつるつる細くて少し平たい麺。つるつるの感触はふのりっぽい。
「おざら」はほうとうのつけ麺みたい。麺にコシがあって美味しい。つゆは甘めで具材もいっぱい。
ちょうどここに来る前に入った韮崎旭温泉のインパクトが強すぎて印象が薄くなってしまった感は否めないが、露天風呂からの景色も含めて万人にお勧めできるところ。