子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★☆☆☆ 泉質★★★★☆ 熱い可能性がある
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッドはない
子連れ家族のための温泉ポイント
銀山温泉の能登屋旅館に泊まって翌朝も雪景色。銀山温泉を発つ前に共同浴場のしろがね湯に寄っていこう。
このしろがね湯は、銀山温泉宿泊者は宿からチケットを出してもらえば無料で入浴できるが、営業時間が朝8時半(2022年12月現在9時からかもしれない)から夕方15時半までなので、チェックインしてからその日のうちに行くのはなかなか難しい。朝風呂に行く方が使いやすい。
ちなみに宿泊しなくても大人500円で入浴できるが、以前2020年夏に日帰りで来た時にはしばらく休業していて入れなかった。
管理はおじさん一人で行っている。連絡先も固定電話を置いておらず、その管理人さんの携帯電話しかないという感じ。取材で訪問したが、管理人さんと相談の結果、掲載許可も能登屋旅館経由でお願いすることになった。
建物はとてもユニーク。あの隈研吾設計というからさもありなん。とても鋭角な細い三角形をしていて、最初は気づかず通り過ぎてしまったほど。
男湯と女湯はまったくデザインが違う。ちなみに1階が男湯で2階が女湯。
女湯は三角形の先端に湯口がありかなり熱いお湯が出ている。しかし手前の洗い場の近くからホースでじゃばじゃばと加水していて全体としては入りやすい温度に。
なんでも観光客から熱すぎると言われるため、多めに水を入れているのだそうだ。うーん、でも大人なので水を止めたりせず、湯口の近くに陣取ることにした。この辺なら加水の影響が少ない。
銀山温泉のお湯は共同源泉で、各旅館に配湯する前にタンクに貯めているそうだが、この共同浴場は貯めずに直で浴槽に引き込んでいる。
そのためかとても鮮度の良い硫化水素臭と金属臭がする。自分は"削りたての硫黄"、"削りたての金属"みたいに表現しちゃうけどそんな感じ。味もゆで卵に甘じょっばさをプラスで美味しい。
お湯の濁りは薄く、緑色がかってはおらず僅かに白。たまにふわふわとした小さい茶色い湯の華があり、肌の上で僅かなとろみを感じる。
男湯は湯口が高い位置にあり、壁を伝わせてお湯が落ちてくるようになっていたそう。ちなみに男湯の方が源泉投入量が多いのは、地元の人が熱いのを好むからだそうだ。