子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 濁り湯で深さがわかりにくいので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 貸切風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
前回肘折温泉に来た時に続いて、今回も最初に大友屋旅館に立ち寄りしようとして玉砕する。うちは立ち寄り入浴はやってないって言うだけじゃなくて、毎回親切にも「肘折の旅館はどこも今、立ち寄り入浴はやっていないですよ」と心を折りに来る。この時も初回でポッキリ折られた。
いやいや、前回もそういわれたけど三浦屋旅館が入れてくれたじゃないか。気を取り直して次に行ってみよう。
そこでやってきたのが「ゑびす屋旅館」。確か前々回に「石抱温泉」に入れてもらった。「石抱温泉」は「ゑびす屋旅館」が管理している少し離れたところにある無料の露天風呂で、この時お願いに伺っただけで、お金も何も払っていなかったのでせめて次は日帰り入浴料金を払いたいと思っていた。
玄関から館内に入ると中は温かい。流れているのはジャズか。古民家風なのにアンプ?や本やマンガがぎっしりと並ぶ本棚などがあるロビーや廊下は不思議と無国籍。洒落ていて隠れ家みたい。
玄関のブザーを鳴らすと女将さんとおぼしき人が受付をしてくれて、ちょっと待っていてとお風呂の様子を見に行ってOK。無事立ち寄り入浴できることになった。
案内してくれたのは男女別の浴室ではなく貸切風呂。鍵をかけて入ってねと。
広くはないが1人で入るには十分すぎるサイズ。浴室のカラーリングやガラスの色もこだわりが感じられる。
浴槽のお湯は鈍い緑の濁り湯で、底の方はうっすらと見える程度の濁りの度合。表面にはびっしりと膜のような粉状の湯の花が浮いていて、そっと指を入れると裂け目ができる。温度は42.3度と適温だったが、外が寒かったせいか温度よりぬるく感じた。
穏やかでじんわりと包み込むような感触。においは土っぽく、あまり主張は強くない。肌触りははっきりと滑るが、こちらもあまり主張しない。
入ってから気づいたが、最初に浴槽の表面一面に見えていた膜状の湯の花は、全て散り散りに消えてなくなっていた。代わりに浴槽の縁にはアワの塊が出現。残りは私の肌についたか拡散されてしまったのだろう。