久松湯[練馬区の銭湯温泉]

プロジェクションマッピングを上映する桜台の温泉

  • 所在地 東京都練馬区桜台4丁目32-15 TEL 03-3991-5092
  • 泉質 ナトリウム―塩化物・強塩温泉(高張性中性温泉)  源泉名:桜台温泉久松
  • 営業時間 11:00~23:00
  • 定休日 火曜日
  • 入場料 大人470円、小学生180円、未就学者80円
  • 設備等 男女別内湯、人工炭酸泉、圧中浴、男女別露天風呂、サウナ(別料金)、リラクゼーションサロンなど
  • 公式サイトURL http://hisamatsuyu.jp/
[2021年4月のデータ]

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  • 湯温★★★★☆ 泉質★★★★★  温度は炭酸泉がぬるめ
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりのベンチあり

久松湯[練馬区の銭湯温泉] 体験レポート

久松湯の入り口

練馬区桜台の住宅地の中にある。桜台駅からが近いが新桜台駅からも歩ける。

ぱっと見、外観は医院みたいに見えた。それも綺麗で洒落たなんとかクリニックって名前がつきそうな歯医者とか小児科とか。さもなければカフェ。とにかく銭湯にはまるで見えない。

久松湯の外観
久松湯の外観、お風呂屋さんには見えない

館内の雰囲気もナチュラル系のスタイリッシュな感じで、やはり銭湯らしくない。館内にリラクゼーションサロンがあって、アロマボディだのタイ古式だのと書いてあるところから、むしろ岩盤浴の無い豪華系日帰り温泉、スパラクーアとかあの辺のイメージに近い。もちろん規模はとても小さいがその分お財布にも優しい。なんたってワンコイン470円の銭湯料金だよ。

久松湯の玄関

洗い場のシャワーは固定式だが、今風で使いやすくなっている。洗い場の椅子も黒で統一するなどこだわりが見える。

内湯は水道水らしく、無色透明。水風呂、広く一部が圧中浴になっている浴槽、そして人工炭酸泉がある。圧中浴のスペースは3つあり、ボタンを押すとお湯が噴出するようになっているが、3つとも噴出口の位置を変えてあるのも細かいこだわりだろう。

人工炭酸泉は昨今のスーパー銭湯のこれでもかとシュワシュワさせているのに比べると、ずいぶんと控え目。でもしばらく入っていれば十分泡は付く。足りないわけではない。

久松湯のロビー

露天風呂は天然温泉。もう一目でわかるオレンジ色の濃い濁り湯。あれだ、東京の深いところに溜まっている古代海水の強塩泉だ。はっきりとした茶色の大量の粉がこの濁りを作っている。驚いたのは臭素っぽいにおいが非常にはっきりしていたこと。これはなんだかんだでさやの湯処に匹敵しちゃうかも。

そしてめちゃめちゃ効く。さすがは濃い塩泉、ずっしりと肩に重しが乗ったよう。ちょっと入るだけで塩でコーティングされたように寒さが吹き飛ぶ。とうてい入りっぱなしになれない。もう出たり入ったり。

露天風呂は湯口に当たるものはないが、浴槽内の3ヶ所ぐらいからボコボコとお湯と泡を吹き上げさせている。その他にも熱いお湯が出てくるところがある。でも何がどうなっているのか濁りが激しくて全然見えない。このボコボコはあえて空気を入れて濁らせているのか?それとも攪拌のため?

久松湯の受付

「久松湯」の特徴の一つは内湯の壁にプロジェクションマッピングを投影することだが、入浴中まったくそんな様子はなかった。上がってから受付で聞くと、暗くならないと見えないから夜になってからという話だった。そりゃそうか。そうなのかなと思ったけど公式サイトにも書いてなかったから常時やっているのかと期待したのに。

詳しくは夜7時から1時間に1回ずつ投影を行うそうだ。1回上映した後は、装置を次の回まで休ませるとのこと。

そんなわけで昼間に入りに行ったからプロジェクションマッピングは見られなかったものの、マジで予想したより温泉が良かった。さすがは強塩泉。高帳泉侮りがたし。しっかり体に浸透して、もうその日は何時間たってもこのお湯のにおいが肌から抜けないよ。

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