那須眺望温泉 旅館ニューおおたか

那須高原大丸温泉 紅葉時には眺めの良い露天風呂あり

  • 所在地 栃木県那須郡那須町湯本269 TEL 0287-76-2457
  • 泉質 単純温泉(中性低張性高温泉) 源泉名:那須温泉(源泉名 相の湯)
  • 設備等 男女別内湯と男女別露天風呂
  • 日帰り入浴受付時間(電話でご確認ください) 10:00~17:00(不定休)
  • 日帰り入浴料 大人700円
  • 公式サイトURL http://www.okunasunoyado.com/
[2023年5月及び2005年10月のデータ ただし日帰り入浴料、受付時間等は2024年8月のデータ]

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  • 温度★★★★★ 泉質★★★★★  適温からぬるめ、泉質も特に問題なし
  • 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ 特に景色の良い露天風呂は男湯の方

那須眺望温泉 旅館ニューおおたか 体験レポート

2005年に日帰り、2023年に宿泊したので、レポートはまず2023年から紹介する。その下に2005年当時のものも残す。

那須眺望温泉 旅館ニューおおたか

那須登山をして三斗小屋温泉を目指す前泊地として予約した。2005年に日帰りしていたので知らない宿ではない。

ニューおおたかの外観
外観

温泉からいうと、男湯も女湯も内湯と露天風呂があり、男湯の方が見晴らしがよく、男女の入れ替えはない。女湯の露天風呂は2005年当時と比べると、新たに竹の塀ができてほぼ展望が無くなっていた。

ニューおおたかの女湯露天風呂
女湯露天風呂

お湯の色はビリジアングリーンを透明にしたような綺麗な色をしていた。少しだけ濁りあり。それで入ると足元はうっすらとしか見えない。お風呂の温度は内湯が43度、露天が42度弱と万人向け。

露天風呂の湯口
露天風呂の湯口

肌触りはしっとりしつつなめらか。ヌルヌルもすべすべもキュッキュッもしない。においは金属の上に何か鈍いものがマスキングしているよう。色の割に味とにおいは薄めだが、何もないわけじゃない。

ニューおおたかの女湯内湯
女湯内湯
内湯のお湯

食事はとてもお洒落。和と洋のメニューが入り混じっていて、お肉もあるがバーニャカウダの野菜がたっぷりで野菜好きに◎。

旅館ニューおおたかの夕食
野菜たっぷりの夕食
バーニャカウダ
バーニャカウダ
陶板焼き
陶板焼き
ニューおおたかの夕食全体
夕食全体

朝食は苦みをうまく活かしたメニューが多く、セロリとトマトと玉ねぎのスープ、サラダのレタス、フキなどが複雑な味わいを醸し出す。食事は本当にとても良い。オススメできる。

ニューおおたかの朝食
朝食

ちなみに「旅館ニューおおたか」の温泉分析書の申請者は近所の「大丸温泉旅館」になっていて、湧出地も大丸139番地2になっている。ということは、大丸温泉旅館との関係は?

那須眺望温泉 ニューおおたかの客室
泊まった客室
御用邸の月
お部屋のお菓子は御用邸の月

伺ってみると、大丸温泉旅館のお風呂で使っている源泉とは違うとのこと。向こうの使う源泉とそんなに離れていないが、あちらは無色透明でこっちは鉄分が多いので少し濁ると。ただしあちらほど安定しておらず、雨や雪の少ない年や季節はお湯の出が悪くなる。地表の変化を受けやすいとのこと。

ニューおおたかの館内
館内には洒落たディスプレイが多い
奥に本棚

なるほど。2005年当時に入った時に、加水と加温それぞれの必要性について張り紙を見た記憶があるが、それはこの不安定さに起因するものだったのかと改めて納得。

ニューおおたかのロビー
ロビー
本棚のウサギ

以下、2005年の日帰りレポート


旅館ニューおおたかの外観と見晴らしの良い男湯露天風呂

 初めて那須岳周辺を歩いたときは、遊歩道のすぐ脇でシューシューと音を立てて蒸気が上がっているのを見て驚いたものだ。
 噴き出し口のところが硫黄でクリーム色に染まっていて、ああこの山は生きている。いや、生きているのは地球で、ちょうどこの穴からそれが垣間見えるんだと思ったりした。

 那須高原有料道路ことボルケーノハイウェイの一角。
 ちょうど那須岳山麓方面へ向かう道の入り口に大丸はある。温泉や土産物屋が何軒か並ぶ中、ひときわ見晴らしの良いところに建っているのが、旅館ニューおおたかだ。

 頃は10月後半。今年の紅葉は予想より一週間ほど遅れていると言われていた。
 訪問日の前日朝のニュースで、今まさに栃木県の大丸で紅葉が真っ盛りと放送されたばかり。
 天気さえ良かったら絶好の紅葉狩り日和のはずだ。

 ニューおおたかの正面に公営の駐車場がある。
 朝なのにもう満車に近い。この先にある大丸温泉旅館に泊まった人や、山歩きの人の分などもあるのだろう。
 ここからの眺めは良い。
 煙った平野部が遠く見渡せ、振り返れば錦に飾られた那須岳がそびえている。


旅館ニューおおたかの女湯露天風呂と内湯

 さほど広い浴室ではなかった。
 朝一番でまだ誰も入っていないらしく、湯気が籠もっている。
 ケロリン桶がきっちりと山形に積んであるのが好感が持てる。

 ごく薄く白濁したお湯で、薄いゆで卵臭がする。
 掛け湯をして入ると、以外にぬるい。体温プラスアルファぐらい。
 30パーセントは水増ししていると脱衣所にも明記されていた。
 夏場じゃあるまいし、何で?
 さらに加水理由は源泉温度が高いため(ちなみに源泉温度は71.7度)となっていてそこまでは判るが、冬季間のみ露天風呂は気温が低くなるため加温すると併記されている。
 矛盾していない?
 納得できない・・・。

 内風呂は深め。
 今日は外気温もかなり低いので、お湯から出るのが辛いほどだった。
 内湯に小さなドアがついていて、そこから露天風呂に出られるようになっている。
 出てみると、4、5人用の四角い露天風呂があった。
 何故か四方八方から圧注浴の湯が出ている。
 狭いし囲われていて展望はほとんどないが、それでもなんとか岩と建物の間に紅葉は見える。
 ということは、絶景紅葉風呂は男湯だ。
 残念。

 なお、見晴らしの良い露天風呂は19時から23時までは女湯になるのだが、立ち寄りで女性は入れないだけでなく、宿泊しても夜じゃ景色は見えないだろう。


旅館ニューおおたかの男湯内湯

 きしきしとくるお湯だ。あまり温まらない。
 子供たちがあがるあがると言わなければ、もうちょっと湯面に映る紅葉を眺めていたいところだった。

 さて、お風呂から上がってみると、すっかり那須岳は雲に包まれていた。
 さっきまではあんなにはっきり見えていたのに、かなりガスが降りてきたようだ。
 もうこうなると、もともと今にも降りそうな天候なのだから、何も見えなくなってしまうだろう。
 紅葉露天風呂に入るには、本当にいいタイミングだったと思う。

この温泉を訪問した時の子連れ旅行記

  • 那須の紅葉旅 (雲海閣に宿泊した様子もこちらに詳しく載せてます)

近隣の子連れ遊び場情報

  • 那須どうぶつ王国(珍しい犬や猫と触れ合ったり、ウサギ、ミニブタなどをレンタルして散歩させたりできる 那須の紅葉旅に遊んだ記録有り)
  • 那須高原南が丘牧場(駐車場・入場料無料の牧場)
  • 那須りんどう湖LAKE VIEW(旧りんどう湖ファミリー牧場)(スイスをイメージした牧場、ゴーカートなどの遊具もある)
  • 那須サファリパーク(サファリゾーンの他、ウサギとふれあえるコーナーもある)