子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ お湯は熱くないものもある
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 有料だが貸切風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
行くまで気づいていなかったが、「鬼怒川プラザホテル」は平成27年(2015年)9月関東・東北豪雨で、露天風呂が鬼怒川に崩壊・転落してしまった映像がテレビなどで何度も流されて有名になったホテルだった。いや、あの映像はショッキングだった。
でも2022年に行った時にはまったくそんな片鱗も見えず。大型のホテルだなぁ、ロビーが天井が高くて豪華だなぁという印象。
私はこの「鬼怒川プラザホテル」に泊まったわけではなく、姉妹館の「ホテル大滝」に泊まってお風呂だけ入りに来たのだが。
そう、「ホテル大滝」に泊まっても、「鬼怒川プラザホテル」に泊まっても、両方のお風呂に自由に入れる。ただし歩くには遠いので、車で送迎してもらう。「ホテル大滝」に関しては送迎時間が決まっているわけではなく、「今行きたいんだけどお願い」ってフロントで頼めば、手が空いていればその都度送迎してもらえる。
「鬼怒川プラザホテル」のお風呂に行くおすすめ時間は夕食タイムだと言うので(大滝の湯は素泊まり客が多い)、それに合わせて出かけたが、みな同じことをフロントで勧められるので、そこそこの人数で出発した。
フロントのある地上部分が3階で、大浴場は1階。鬼怒川に面した渓流の斜面に建っているから、お風呂の方が低い位置のあるけど渓流を見下ろす位置になる。まあそういう作りだからこそ、大雨で露天風呂が崩れて川に落ちたりする可能性があるわけだけど。
1階まで下りてみると、男女別の暖簾を潜った先、脱衣所より手前に無料のマッサージチェアがある。やったー、お風呂上りに使っちゃおう!これだけでテンションが上がる。
ちなみに内湯はこれだけの規模のホテルの大浴場としては少し狭く感じる。43度程度のあつ湯と、41~42度のぬる湯に分かれていて、絶景風呂とうたっている割には窓ガラスの大半がすりガラスシートで外が見えない。
外から見られない対策なのはわかるけど、せっかくの景色が見られないのは残念。誰かがぬらしたようで一部分は外が見えるようになっていたけど、逆に見苦しく見えてしまう。
お湯は完全な透明ではなく、ごく淡く濁っている。そしてはっきりとすべすべする感触がわかる。塩素消毒臭は弱く、他にも何か甘いにおいがする。
サウナはあるが水風呂は見当たらない。水の掛け湯のみ。
さああがろうと脱衣所に戻ったところで、脱衣所経由で内湯とは直接つながっていない露天風呂もあることに気づいた。円い気泡浴と四角い浴槽。ほぼ囲われてはいるけれど、確かにこの露天風呂からは渓流や対岸が見えて景色がいい。
湯上りに飲める無料サービスの緑茶が濃くて美味しかった。
さて、脱衣所の見えにくい上の方に掲示されていた温泉分析書は鬼怒川・川治と日光市有の混合泉で、おそらく「ホテル大滝」と同じもの。一方で「鬼怒川プラザホテル」には「宝の湯」という鬼怒川温泉発祥の湯があるらしい(外の足湯っぽいのがそうなのか?)。
宝の湯は自家源泉なのか?分析書の温泉と宝の湯を混合しているのか?それとも今は使われていないのか?ここと「ホテル大滝」で使っている源泉は混合も含めて共通なのか?フロントで伺ってみたがわからないとのこと。
ちなみに泊まっている「ホテル大滝」で聞いたら、「鬼怒川プラザホテル」の方は自家源泉たくさん使っているよという話。
実際の所どうなのかはよくわからなかったが、「ホテル大滝」の「蔵の湯」と「鬼怒川プラザホテル」の大浴場のお湯は、ちょっと印象が違ったのも確か。