子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ お湯は熱いこともある
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★☆☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
「此れより先ジープ以外の車は下りられません」「4WD社以外×」という看板がビビらせてくる。小滝鉱泉、寺山鉱泉と並び、矢板の三大鉱泉とも呼ばれているらしい。
いずれもなかなかの秘湯で、中でもこの赤滝鉱泉へのアクセスは普通車で行かれない悪路として知られている。でも小滝鉱泉からはわりと近いので、行くならセットで。
実際、小滝鉱泉に行くより難路自体は短いのだが、途中でダートが急坂になるので最後は歩くのが無難。
さて、この赤滝駐車場に車を置いて歩き出すと、ほんの2、3分で赤滝鉱泉の建物が見えてくる。歩かなくては行かれない鉱泉宿だが、そんなに歩く距離が長いわけではないのだ
赤滝鉱泉の外観は赤い屋根の秘湯っぽい建物。周辺にクリンソウが咲いている。
中に入ると燻されたにおい。囲炉裏があるのかな。脱衣所に洗濯機が置いてあったが、イマドキ見かけない二層式。そもそも動くのかな、これ。
浴室は一カ所のみ。先ほど入ってきた小滝鉱泉の浴室と比べると小さめだが、やはり冷めないように浴槽に蓋がしてあって、これを外して入る。
鉱泉なので源泉温度が低く、沸かすにも薪などの燃料費がかかるから、できるだけ蓋をして温度を保ちたいというのがよくわかる。
受付で、段差があるから一段降りてから入るように言われたけど、確かにビミョーに深い。先に聞いていなかったら驚くかも。
浴室はむわっと蒸されたようなにおいがするが、しばらくするとそれは燻されたスモーキーなにおいに取って代わられる。
少しばかり滑る感触のお湯は土のにおい。温度は42度とちょうど良い湯加減だった。熱かったら蛇口をひねって冷たい鉱泉を入れてと言われ、特に熱くはなかったが、最後に蛇口をひねって鉱泉を口に含む。
薄い酸味と少しばかりの金属の味。山の中でこの鉱泉に入れることに感謝したい。