子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
ほんの2日前の2021年7月3日に熱海の伊豆山で土石流が発生して、今だ被害の全貌が明らかになっていないような時期に熱海の温泉情報を更新することをお許しください。このレポートの内容は2020年9月ですが、熱海の観光が再開したらぜひ訪れてみてください(それまでに廃業していなければいいけど…熱海の共同浴場は2020年3月に清水町共同浴場も廃業したし)。
さて、熱海の山田湯に行こうにも、まず場所がわからない。どこだかわからないというよりも、その場所に行くためにはどこをどう曲がれば良いのかわからないというか…。
きょろきょろと探して、「みのる亭」という食事処の隣の狭い坂を降りればいいのだとわかった。一応駐車場もあった。これはgoogleマップが発達した時代じゃなかったら苦労したね。
たどり着いたが営業時間にはまだちょっと早かったもよう。5分ほど周辺を見ながら待つ。知らないで来たらここはどう見てもただの民家。「山田湯」の看板がなかったらわからない。営業時間前だから、まだ暖簾もおろさず上に引っ掛けてあったしね。
敷地内に小さなお社がある。お参りして入浴時間を待った。
さて、時間になって一番風呂ゲット。シンプルな脱衣所から浴室に移動すると、パステルピンクのタイルにテンションが上がる。カランはあるがシャワーは無し。
浴槽の縁がレンガ色で中が中が水色、全部レトロタイル。そして壁には何の脈絡もなくヨーロッパ風の風車の風景がタイル画で。
全体的に色彩がパステルカラーでとっても可愛らしい共同浴場じゃないか。年季が入っているのがいい味わいを出している。
お湯は無色透明で木材臭のようなにおい。肌触りはキシつき、温度は熱め適温。ちなみに男湯は加水なしだったとか。
後から入ってきた常連さんが湯口のお湯で顔を洗っていた。てっきり熱すぎて触れないかと思っていたがそうでもないのか。味見してみるとちょいしょっぱい。
上がってから気が付いたけど、昔は番台があったような作りだね。
熱海というと今は若い子でいっぱいとか、V字回復を遂げて勢いに乗っているとか聞くけど、こんな風に時代から取り残されたような共同浴場がひっそり残っているのが嬉しい。