子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 貸切風呂が4つある
子連れ家族のための温泉ポイント
泊まった「吉祥CAREN」の姉妹館。こちらの「つるや吉祥亭」が本館で、より女子向けにラグジュアリー感を出しているのが別館の「吉祥CAREN」というところだろうか。どちらも海に面して高台の上下に位置している。だから「吉祥CAREN」からは眼下に「つるや吉祥亭」が見える。より海に近いのは「つるや吉祥亭」の方。シャトルバスで行き来する。
「吉祥CAREN」に泊まると1回50分「つるや吉祥亭」の貸切風呂が利用できる。貸切風呂はジェットバスタイプ×2、岩風呂タイプ×2と全部で4つしかないのでチェックイン時に早めに予約を入れちゃった方がいい。
私は泊まった翌朝に岩風呂を予約した。眺めは少しジェットバスの方がいいらしいけどそれほど大きな違いはないという。
源泉は「吉祥CAREN」と共通。貸切で使うにはとても広くて快適。お風呂に入りながらの海はシェードの隙間からのぞき見るような感じなので、海一望の貸切風呂という感じではありそうだけどない。
ただ潮騒の音は間近に聞こえる。このあたりは「吉祥CAREN」より海を感じるお風呂といえる。私としてはもうここを貸切で使わせてもらうだけで充分満足する。
大浴場は日によって男女入れ替えだと思うが、この時は海側が「望海」の大浴場が女湯だった。だけどやっぱり海は見えなかった。ちょっと期待したんだけどな。
「望海」は3つのフロアがそれぞれ段差になった浴室で、内湯からも露天風呂からも半露天風呂からも塀が高くて全然海が見えない。男湯になっていた「天城路」は建物を挟んで海と反対側だからそっちも期待できなかろう。
お湯は臭素臭のする無色透明な塩化物泉。ぎっちりと滑りの悪い肌触り。
あとはこちらの「つるや吉祥亭」には「つるや甘酒横丁」という昭和レトロなアミューズメント空間がある(コロナ禍では休止)。けん玉や射的、ヨーヨー釣りなんかがあって楽しいよ。それもあって子連れで泊まるなら「吉祥CAREN」よりこっちだろう。
「吉祥CAREN」と比較すると、浴衣の柄なんかにもコンセプトの違いが表れている。向こうは淡い色でラグジュアリー感を出しているが、こちらの方が色も柄も派手ではっきりしている。ロビーラウンジの卓上に置かれているのも、あちらは万華鏡でこちらは知恵の輪なのが面白い。