子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ お湯はぬるくて浴槽は浅め、ベビーにグッド
- 設備★★★★★ 雰囲気★★☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド有り、クアゾーンは家族揃ってのんびりできる
子連れ家族のための温泉ポイント
年中の長女は幼稚園が創立記念日でお休み。そこでパパも残業の疲れを癒そうと有給。あいにくの雨。さあ、どこへでかけよう。
埼玉県は近い。ほとんど毎週末、天気が良ければ埼玉の大きな公園へ車で出かけたりする。にもかかわらず、まだ一度も埼玉の温泉に入ったことがなかった。これはいかんよ(いかんてこたーないが)。
野火止温泉、にいざ温泉を候補に挙げてみたが、なまじ近すぎて、せっかくの平日休みに一日使う気になれず、結局、車を秩父まで走らせてしまったのだった。花園ICまで高速代1,800円。少し高いか。
ICを降りてから、まだまだ走る走る。長瀞を過ぎて、県道に入ると、おおっ、あの茶色い丸いお尻は野生のタヌキではないか。子供達も車窓から見たの見ないのと大騒ぎ。
やがて見えてきた施設は、小鹿野町営日帰り温泉「クアパレスおがの」。八角形のような中央の建物のてっぺんには風見鶏がついていた。
ここを選んだのは、内湯、露天風呂だけでなく、水着ではいるクアゾーンがあったからだ。天気が悪く外で遊べない子供達に、(プールじゃないけど)水遊び気分を味わってもらおうかなというわけだ(しつこいようだが、プールじゃないので、水遊びといっても騒がせないように)。
思いの外、遠かったので(東京から二時間弱)、到着したとき既にお昼過ぎ。しかし、子供達はすぐ入りたいと言って、すきっぱらでクアゾーンへ。
更衣室はお風呂と共通。水着に着替えてクアゾーンの入り口を入る。ゾーンには必ずタオルを持ち込んで、体を拭いてから脱衣所へ戻る仕組みだ。
プールじゃないので泳がないで下さいとの張り紙。水着になると、間違って泳いじゃう人がいるのだろう。
うわぁお、平日なのでほとんど人がいない。
画像手前のライムグリーンのお湯はハーブ湯。このときは、ゼラニウムとベルガモット。この組み合わせは、先日、スーパー銭湯真名井の湯(今は温泉になりました)でもみかけた。最近流行なのだろうか。ベルガモットと言えばアールグレーだなぁ…なんて思いながら入った。紅茶はアールグレーに限る。
その隣りに見える細長いのが歩行浴用の浴槽。そこから前方後円墳の頭みたいに突き出しているところに気泡湯がある。歩行浴のさらに奥は超音波圧注浴。その他に壁で仕切られた、打たせ湯、寝湯、などがある。
なにせ水着ゾーンなので、洗い場は無い。しかたないのでとりあえず子供達をボディーシャワーに入れたら…いきなり四方八方から飛び出してくるシャワーにびっくりされてしまった。
お腹が空いたので、いったん服を着て、和室休憩室へ。
レストランも別にあるが、この休憩室でも食事がとれる。こういう配慮は子連れに嬉しい。休憩室もほとんど人がいない。ステージとカラオケ設備はあるが、静かに過ごしたい人に、カラオケの無い禁煙休憩室が別に用意されているらしい。
食事の後は、お風呂へ。
内湯には、普通の浴槽と、薬湯の浴槽があって、この薬湯、猛烈に臭う。中身は、トウキ、センキョウ、チンピ、バンショウ、ショウキョウ、オウバクだそうだが、浴室内にその薬臭さが充満している。子供達は恐れを成して近寄らなかった(笑)。
露天風呂はひょうたん型。内湯もだが、ぬるくて浅いので、子供向け。パンジーの鉢などおいてあって、小綺麗にしてある。
クアゾーンに入っているときに、既に肌にさらさらとくるものがあったので、これはお風呂の方は期待できるかもと思ったら、案の定、指の間を通るにゅるにゅる感が。内湯より露天の方が濃い感じ。
湯の投入口の上にカバのようなナゾの親子の置物があった。据え付けではなく置いてあるだけだったので、カナが触ると動いた。露天風呂の壁にも、カバらしい絵が描いてあって、何でカバかなぁ、小鹿野町のアイドルかしらん?と不思議に思った。
いきなり思い立って秩父まで来てしまいましたが、なかなか良いお風呂に会えました。来る途中もいろいろ面白そうな温泉の看板もあったし、周辺にキャンプ場もありそうなので、また遠からず、この辺りに来るような気がします。
長瀞とセットで遊んでもいい感じ。
追記
ガウスさん、うつぼさんより、クアパレスおがののマスコット、カバのようなナゾの生物は、パレオパラドキシア(束柱目コルンワリウス科)であると情報を頂きました(ありがとうございます)。