子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★☆☆☆ 泉質★★★★☆ 砂湯は子供向けじゃないと思う
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★★☆
子連れ家族のための温泉ポイント
別府温泉のシンボルとも言うべき共同浴場の竹瓦温泉。2ヶ月ちょっと前に一人で別府に来たときは、普通浴の温泉の方にだけ入った(砂湯ではない竹瓦温泉の入浴レポートはこちら)。ちなみにその時は砂湯は月に一度の清掃日でお休み。清掃している様子が見られたのは楽しかった。
今回砂湯に入りに来たのは、ひとえに夫が入りたいと言ったから。受付は共通で、砂湯の利用料を払うと体験中に着用する浴衣を貸し出される。これに着替えて砂に埋めてもらうわけ。
砂湯はロビーから普通浴の浴室とは逆にある。玄関を入って左手。混んでいるときは待つ必要があるが、空いているのですぐに入れますよと言われた。
男女別の砂湯入口から入ると、まずロッカーのある更衣室、それから砂湯専用のお風呂、その奥が砂湯ゾーンになっている。順番としては浴衣に着替えて砂湯ゾーンに行き、寝転がって砂かけさんに砂を掛けてもらい、終わったら砂を落としてシャワー、専用のお風呂に入り、服を着て終了。
他の場所で体験した砂湯と比べると、竹瓦温泉の砂はあまりサラサラでないタイプ。どちらかというとじっとりと圧力を掛けてくる。"日本の夏!"みたいな砂だ。
砂かけさんは女性で手際よく砂を掛けてくれた。どこか一ヵ所が熱いというのではなく、もう全体に熱い。砂湯は即効性のあるパワータイプ岩盤浴みたい。普通の岩盤浴が鍋ならば、砂湯は圧力鍋だ。
砂湯に入っている間も高い天井を眺めて、この風格ある竹瓦温泉の中で砂に埋まっていると思うと余所の砂湯よりも感慨深いもの。
砂から出ると体中が解放された感じがする。よろよろと浴室に移動し、砂を落としてお風呂に入る。
ロビーに戻ってきて腰を下ろすと、体中の水分と体力が搾り取られた絞りかすになったような気がした。この時は知らなかったが(何故なら受付で竹瓦温泉初めてですか?って聞かれて私がいいえと答えちゃったから)、砂湯料金を払えば普通浴も入れるのだった。
どうせなら普通浴のお風呂も入ってくれば良かったか…って、もうそんな体力残ってない。
私が夫なら、絶対入っておくべきだったと後悔しただろう。実は男湯は砂湯のお風呂と普通浴のお風呂は別源泉。そうでなくても夫は普通浴のお風呂に入ったことがなかったし。
でも普通浴の女湯は砂湯のお風呂と同じ源泉。ちょっとずるくない?