子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ お湯はぬるめ、濁り湯で深さがわかりにくいので注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッド代わりのベンチ、貸切風呂(有料)あり
子連れ家族のための温泉ポイント
前に長湯温泉に来た時に、「ラムネ温泉館」に入って、七里田温泉「ラムネの湯」に入って、それからこの「ソーダの湯」の看板を見かけたものだから、ラムネラムネと来てソーダか。この辺はシュワシュワと美味しそうな名前の温泉がいっぱいだなと思った記憶がある。
その時から気になっていた「ソーダの湯」!
今回近くまで来たので「今度こそ!」と思って寄ってみた。
雨の中、受付がどこだかわからなくて思わずうろうろとしてしまった。まず見つけたのはずらりと並ぶ源泉蛇口。1リットル5円で販売しているらしい。私は温泉スタンドとか利用したことがないんだけど、こんなに大量の蛇口が並んでいるのは初めて見たよ。
ちょっと坂を上がったところに小綺麗な木造瓦屋根の建物があり、「め組茶屋」と看板が出ていた。食事処と直売所があるらしい。久住の野菜類に混じって、190円で80リットルタンクも販売している。これに源泉を汲むんだな。
お風呂の受付をすると、「露天風呂しかないけどいい?」と聞かれる。なんせ外は大雨。それでも露天に入るのかい?と。
もちろん返事は「入ります!」
浴槽は男湯女湯ともに2つずつ隣り合っている。片方が完全に露天風呂で、もう片方は屋根がある半露天風呂。だから雨が激しくても半露天風呂なら心配ない。
温度はどちらも同じくらいぬるめだった。計ってみたら半露天が41.5度ほど。露天はさらにぬるい。
少し緑が入った薄茶色の濁り湯は、こすりたての金属臭プラス油っぽいにおいがする。ソーダの湯という名前で期待するほどには身体に泡が付かないが、それはお湯の表面を叩く激しい雨のせいもあるかもしれない。目で見るとお湯の上の方には細かい泡がたくさん浮いているのが見えるから。
湯口は時々ガス抜きのために1~2分沈黙する。その時は冷たい源泉がそのまま入ってくるが、それ以外の時はもう少し温かいお湯が入ってくる。露天も半露天も湯口は浴槽内に突っ込んであり、空気に触れない状態で注がれるようにしてあった。
あと、シャワーが炭酸水なのが面白い。炭酸泉がそのままシャワーになって出てくるんだよ。ただし温度もそのままなので、冷たいシャワーってことになる。寒い時期は覚悟がいりそう。このシャワーを手で掬って飲んでみると、なるほど気の抜けたソーダの味。じゅわわっと感じられる。
お風呂に入った時までは激しく降り続いていた雨だけど、気が付いたら止んでいた。周辺の山々を包んでいた靄も少し流されて、日が差すほどではないけれど緑の鮮やかさが増してきた。