子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★☆☆☆ 泉質★★★★☆ お湯は少し熱め
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
鉄輪の瑞光寺の宿坊・大谷会館に泊まって、夕食は洋食レストランの三ツ星で食べた。その後そのままどこか共同浴場でも入ってから部屋に戻ろうと、日の暮れたいでゆ坂を歩き始めた。昼間の喧噪が嘘のように通りは静まりかえっている。
一番最初に目に付いたのは上人湯だが、ここはもう18時でクローズ。そのまま坂を下って20時半までの渋の湯に入ることにした。ここは鎌倉時代に一遍上人が開いたと伝わる歴史あるお湯で、渋の湯温泉組合が運営管理している。
組合員以外は100円で利用できるが、建物に常駐する管理人はいない。そこで脱衣所の100円コインロッカーを利用することで、料金の徴収を行う。これはなかなか合理的なシステムではないか。
通りはほとんどひと気が無かったが、渋の湯内は地元の人で混雑していた。混んだ時間に来てしまって申し訳ないなと思ったほど。
ここの浴槽は、湯雨竹(ゆめたけ)という別府らしい方法で温度を適温に保っている。湯口からお湯を入れるのではなく、細かい竹を伝わせることによって熱い源泉の温度を下げさせているのだ。
お湯は薄い濁りがあるがほぼ透明。ここはとにかくにおいがいい。甘い金気臭でいつまでも嗅いでいたい。肌触りはきしついた後に滑る。特に少し乾いてから湯上がりまでがとてもすべすべする。
温度は熱めだったが上がってからさっぱりとするさわやかなお湯。外に出るとひんやりした夜の空気が心地よい。