子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 濁り湯なので深さに注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★
子連れ家族のための温泉ポイント
湯平温泉上柳屋に1泊、鉄輪の貸間 双葉荘に2泊、最後はちょっと贅沢しようと考えた。といっても我が家だから、高級宿は最初から除外。
それであれこれ検討して、決めたのがこの明礬温泉の岡本屋。旅館業は明治八年創業、江戸時代より硫黄、明礬の採掘、製造に携わってきた山奉行。だから旅館もこの辺りで一番眺めの良い場所に建っている。
若女将さんはめちゃめちゃ可愛らしい方でフレンドリー。宿のあちこちにこの若女将さんのセンスが活かされていて、その辺が若い人や女性にも人気がある理由だと思う。
お風呂は男女別の内湯に浴槽が複数と、それぞれに露天風呂が付いている。露天風呂に関しては圧倒的に男湯の方が広く開放感があるが男女の入替えは困難。というのは男湯の露天風呂は館内の窓からも見えてしまうため。一方泊まり客は女性の方が多いと言うことで、不公平感もあったりする。
そこで若女将は女性専用宿泊日を考案した。2018年には少なくとも2回はこの企画が行われているので、もし男湯露天風呂に入りたい女子がいれば、そういう日を狙うといいかも。
女湯の内湯は木製の浴槽と岩の浴槽の二つ。木製の湯口には飲泉の注意書きがあったので飲めるよう。でも熱そうなので素手で受ける勇気は無い。結局、脱衣所の冷水サーバーのコップを持ってきて飲んでみた。まず酸味、次に苦み、それからしょっぱさが来て喉にいがらっぽさが残る。
内湯の岩風呂が岡本屋の浴槽の中では一番お湯の色が薄く透明に近い。マッチ臭にプラスして酸っぱいにおい。肌触りはきしつきが激しく湯上がりはぺとつく。そのあと乾いてサラサラに。
そして岡本屋の温泉の一番の売りは露天風呂の色。まさにファンタスティックなミルキーブルー。光が当たると透けて本当に綺麗。そこに入っているのは夢みたいな気分。
露天風呂の奥の方に木の仕切りがあり、その奥から噴気を追加しているらしい。空の色を反射するだけでなく、この噴気の追加が色にも影響を与えるとのこと。
ツツジが咲いて蜻蛉が飛び交うその下で、ふわふわと光の中に浮いているような入浴タイムはなにものにも代えがたい。
明礬温泉 岡本屋は取材してLINEトラベルjpに記事を寄稿しています。部屋や食事に関してはぜひ記事の方をご覧ください⇒別府・明礬温泉「岡本屋」まさにミルキーブルーの神秘の湯!
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