子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★☆☆☆☆ 泉質★★★★★ ふだんはかなり熱いらしい
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★☆☆☆☆ 特に子連れの観光客向けの設備はない
子連れ家族のための温泉ポイント
別府の温泉めぐりをしていて一番衝撃的だったのがここかもしれない。なんの前知識もないままやってきた。たまたま乗ったバスが亀川温泉経由で、近くの亀陽泉に入った後、近くにももう一軒共同浴場があるじゃんと歩いて向かったのがここ、亀川筋湯温泉。
赤い胴丸の郵便ポストの隣、緑色の不思議な建物。なかなかの佇まいで、入浴料は定められておらずお賽銭方式が採られている。
浴室内は男女別に分かれているだけで鄙びた風情の普通の共同浴場。しかし、なんというか妙に生活感がある。シンプルに言えば…カオスか?ここは!
誰もいないのに、個人の風呂道具っぽいものが置きっ放しなのは別に驚かない。しかし、なんで脱衣棚に洋服一式が詰め込んであるんだ?コートから下着まで…。これを着てきた人は何を着て帰ったのか。まさかと思うが全裸???
まだ妙なものはある。洗面器じゃ無し…足湯用の桶?
コップの中で泡立っているのはなんぞや?
ふむふむこのガラスの広口瓶…やけにでかいけど…なんか蓋に貼ってある。なになに、カリンの砂糖漬け?…なんで共同浴場の床でカリン漬けてるんだよ!!!
もうさっぱりわけがわからないよ。
気を取り直して温泉を。
お湯はわずかな濁りがあるだけでほぼ透明。焦げたようなにおいが焼きすぎたパンみたいな感じ。適温だけど、後からふだんはかなりの激アツ湯だと知った。肌触りははじめ滑らず引っかかるが、しばらく入っていると滑る感触の方が強くなる。肌の上にベールをまとったようなジェル感もあり楽しい。お湯は普通にいい湯。
扉一枚隔てた外は車道なので、行き来する車の音がうるさいのが難点。ちょっと落ち着かない。いやいや落ち着かないのは音のせいじゃなくて、この浴場のカオスぶりのせいか。
極めつけは貼られた注意書き。「髪を洗わないこと」、これは別にいい。「ふみ板の下にサロンパス等を押し込まないこと」!
大事なことなので2枚貼りましたってか?
最後に別府88湯のスタンプを押そうとしたら、どうやっても見つからない。やっとこれだ!というものを手探りでたぐり寄せたら…石鹸箱だった。