子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★★★★★ 泉質★★★☆☆ 温度はぬるめ
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ 赤ちゃん向けの設備は無い
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

妙高高原温泉郷でも最高所にある燕温泉には「黄金の湯」と「河原の湯」という2つの無料露天風呂がある。2024年4月のこのときは、「河原の湯」の方は前年から道が通れなくなっていたので、残念ながら「黄金の湯」しかオープンしていなかった。

それで、燕温泉 花文にチェックインしてすぐに「黄金の湯」に行ってみた。しかしまだ雪の残る4月。通常は燕温泉街から徒歩10分程度というが、倍の20分ぐらいみた方がいいらしい。花文では長靴も貸してくれるが、少し歩いてみたらガボガボで歩きにくかったので、結局自分のスノーブーツで行った。

温泉街の通りは温泉を流して融雪しているので、逆にそれが滑る。

そして最大の問題は、道を間違えたことだ。行ったことのある人なら、間違えようがないと思うじゃない?でもこの時は雪でわかりにくかった上に、分岐点の看板が倒れて間違った方向を指し示していたため、しばらく気づかずに「河原の湯」方面に向けて歩いてしまった。途中で雪で進めなくなり、いくらなんでもこれはおかしいと引き返したら、看板が倒れていたところを直進ではなく左に入らなくてはならなかったとわかった。

分岐点の先だけ雪の急斜面だがロープにつかまって上る。ところどころに雪の解けた深い穴があって怖い。雪のない時期なら単に石段があるらしい。

そこさえ過ぎれば凍結して滑りやすいことを除いて歩きやすい一本道。というか、道端の水仙が綺麗。冬季休業中でもしっかりとした装備で真冬に行くお客さんもたまにいるという話。お湯は出ているので、湯船のところは雪が溶けて入れるらしい。それもあって以前は4月下旬まで冬季休業させていたが、ここ2年ぐらいは一ヵ月近く早めにオープンさせているそう。

さて、到着した「黄金の湯」は男湯と女湯に分かれていて、脱衣所もそれぞれにある。月曜の午前中は清掃日なので、午後でもまだお湯が溜まっていないかもと聞いていたが、ちゃんとたっぷり溜まっていた。


青みがかった白いお湯がそそる。完全な白濁ではなく、半透明ぐらいで白い消しゴムかすのような湯の花がうようよ漂っている。


温度は思ったよりぬるく、36.4度だった。奥に湯口というのか、岩の下からお湯を出しているところがあり、そこのお湯の温度は38.8度。

底が苔でかなりぬるぬるする。肌触りはむしろキシつき、滑らせれば滑るが、力を入れるとすぐにギュッと止まる。淡いゴム臭。でもにおいはそんなに強くない。

ほどほどに管理されて、ほどほどにワイルド。それで無料とは恐れ入る。ありがたい。感謝して入らねば。そして帰り道は下りだし、もう迷うことも無いから楽ちんだった。
