子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 休憩室あり
子連れ家族のための温泉ポイント
向かったのは新津温泉。
昨日入った珍湯、西方の湯と同様、昔から新潟に来るならぜひとも入ってみたいと思っていたお湯。あちらがとにかく臭くて有名なら、こちらは石油のにおいで有名。
地図を見ると町中にあるっぽかったので、わりと普通の日帰り温泉なのかと思っていた。いやはや、行ってみたらなんのなんのやっぱりここも魔窟だった。
新津温泉はえっ、ここ?と思う建物だった。一般民家にしか見えない。
入口の横にあんまり目立たない看板がさがっている。「天然温泉 新津温泉」。
引き戸には手書きで営業時間とか料金表とか記載した紙が貼られている。
受付も普通の居間みたいな感じ。床や壁が傷んで適当に修理した感じの館内。旅館とかと違って、建材に安っぽさを感じる。もちろん悪くないよ。面白いと思っているだけ。ただ、一般の観光客に紹介するような施設じゃないとは感じる。
夫が私のあとに受付に来た時に聞いた話では、「70年前に石油を掘ろうとしたら、石油は出なかったが代わりに石油臭い温泉が出た」「実は間欠泉なんだよ」「アトピーによく効くので東京からアトピー治療に通っている人もいる」とか。
ここもそんなに凄いにおいしないじゃん(期待値がすごく大きかったってこと)と思いつつ脱衣所まで来たけど、浴室のドアを開けた途端、うわっと来る。石油くっさー。
揮発する石油臭。こりゃすごいや、うんうん。
ぬるめ適温。熱いのが好きな人は受付で頼めば焚いてもらえると先客から伺ったけど、私はこのままがいいや。
不思議なのはこんなに石油くさいのに油の中に入っているような気がしない、油膜も無い(月岡温泉にはあったのに)、ぎとぎともしない。
すべすべというか、オイリーな手触りはある。でも油そのものを引いているような感じではない。
薄く紗がかかった濁り湯で、洗面器に汲んでみるとわずかに緑色がかっている。黒っぽい湯の花がごくわずかに。
塩分が多く、上がった後に中からカーッと熱くなる。