麒麟山温泉 雪つばきの宿 古澤屋

阿賀野川一望の温泉旅館

  • 所在地 新潟県東蒲原郡阿賀町鹿瀬5860 TEL 0254-92-3322
  • 泉質 ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性温泉) 源泉名:混合泉(湯の浦1号、湯の浦4号井)
  • 日帰り入浴受付時間 12時~15時(休みの場合もあるため要問合せ)
  • 日帰り入浴料 大人800円 小人400円(3歳以上小学生以下)
  • 浴室設備等 男女別内風呂、男女別露天風呂、貸切風呂(貸切は宿泊者限定)
  • 公式サイトURL https://www.furusawaya.com/
[2023年3月のデータ ただし一部は2024年7月のデータ]

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  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ お湯はぬるめ適温
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★  脱衣所にベビーベッド、貸切風呂あり

麒麟山温泉 雪つばきの宿 古澤屋 体験レポート

麒麟山温泉 古澤屋

阿賀野川の川辺の温泉といえば咲花温泉のイメージが強かった。今回行くまで麒麟山温泉の存在を知らなかった。でも行ってみたら、とにかくお宿がとても良かった。これは今まで知らなかったのがもったいないと感じたほど。

麒麟山温泉 古澤屋の外観
麒麟山温泉 古澤屋の外観

だからもしこれを読んで行きたくなった人がいたとしたら、それはもう、してやったり

雪つばきの宿

雪つばきの宿ということで、駐車場には椿の木が雪に半分うずもれていた。まだ咲く季節には少し早いらしい。花期を調べるとそろそろなのだが。雪つばきというからには、雪が完全に溶ける前には咲くのだろう。

古澤屋の館内

建物は古いが、むしろいい味を出している。和の設えのセンスが良い。玄関も廊下もお部屋も。

麒麟山温泉 古澤屋の客室
泊まった客室
古澤屋の客室は阿賀野川一望
広縁から見る阿賀野川の流れ

食事もとても良かった。だいたい新潟はなんでも食材に恵まれているものだが、特に「越の姫豚」が絶品。抹茶大福のデザートはお部屋でどうぞと言ってもらえたのもポイントが高い。

夕食一例
夕食
朝食一例
朝食

部屋の窓からは阿賀野川が一望できて、中洲の木にたくさん黒い鳥が止まっているのが見える。聞いてみるとあれは悪いカワウで、川の鮎をみんな食べてしまうのだそう。

阿賀野川のカワウ
部屋の窓から何やら黒い鳥が見える
阿賀野川のカワウ
よく見ると木の枝にたくさんのカワウが

それで昔は大勢やってきた釣り人もさっぱり来なくなってしまって、おかげで宿に泊まる人は安心して露天風呂に入れるようになったって。釣り人から見えちゃうほどに、遮るものの無い露天風呂ってことね。

バードウォッチングの双眼鏡
お部屋には双眼鏡の備え付けも

お風呂は男女別の内湯、露天風呂のほかに貸切風呂がある。まず貸切風呂から先に入った。

館内の廊下

まず内湯の形が円い!円いお風呂ってお洒落で可愛い。それに底のタイルがまたいい。

麒麟山温泉 古澤屋の貸切風呂内湯
貸切風呂の内湯、奥には露天風呂

露天風呂からは阿賀野川が一望。岩風呂だけど石がゴツゴツしていなくて平たいのも景色を楽しむのに邪魔にならない。岩風呂の周りの床が板張りで温かみがあるのも素敵だ。

麒麟山温泉 古澤屋の貸切風呂の露天風呂
貸切風呂の露天風呂

お湯は無色透明でぬる湯適温。のぼせにくくのんびり入れる。わずかな塩味がして、掛け流しではないが特に塩素消毒臭がすることもない。すべすべとしたいい肌触りはあるが、特徴の強いお湯ではない。

浴室前
大浴場の浴室前

源泉は4本あって、自噴泉や揚湯泉などいろいろだが、麒麟山温泉の2軒の宿で使っている。といっても季節によってそれぞれ湧出量が変わってくるそうで、3月の今の季節だと、4本のうち2本を使っているらしい。

タイルの洗面所
洗面所のタイルもレトロ可愛い

雪解けのころは水量が増えて、温かい温泉が増えるというから、そのほかの季節の方が温度が低い傾向にあるのかも。

大浴場の内湯
大浴場の内湯

そして昔は赤い湯の花に血の味がするほど鉄分があったお湯だが、今は濾過循環してしまっているので透明なあっさりしたお湯になっているという。でも濾過しないと管が詰まってしまうのでメンテナンスが大変らしい。基本的には詰まりやすい質のお湯なのだそう。

内湯の湯口
内湯の湯口

夜は大浴場の露天風呂へ。昼も入ったけど、やはり絶景。川は暗いが島をほんのりとライトアップしている。そして夜は霧雨が降っていて、露天風呂に浸かっていると、ミストのようにふわりと肌に降りかかり包み込む。


大浴場の露天風呂も阿賀野川の眺望が良い

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