子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ お湯の温度は適温、泉質も特に問題なし
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★ 脱衣所にベビーベッドあり、大広間休憩室あり
子連れ家族のための温泉ポイント
明治生まれの中山晋平は長野県中野市出身の童謡作曲家で、「シャボン玉」や「てるてる坊主」といった誰でも口ずさめるあまりにも有名な曲を多く残した。
この晋平の里 間山温泉公園もその「ぽんぽこの湯」の名は、もちろん大正14年に発表された野口雨情作詞の「證城寺の狸囃子」にちなんでいる。
ただし、歌に出てくる「しょじょじ」こと「證城寺(證誠寺)」は信州中野ではなく、千葉の木更津にある。
町を抜けて坂を上って、渋・湯田中温泉街から20分ぐらいで到着。
だぁいぶ上まで登ってきたから景色が良さそうだ。
ちょうど気兼ねの無い公共の日帰り温泉。
休憩室あり、食事可、露天風呂でのんびりできそうと、だいたいこの時探していた希望の条件にぴったりの温泉だった。
浴室に足を踏み入れると正面が広い窓。
横長の浴室に横長の浴槽で、思い切ってその広い壁の一面をガラスにした向こうはさっき抜けてきた信州中野の町並みだ。
いいところに日帰り温泉作ったなぁ。
露天風呂は浴室の隣で、ほぼ同じ景色が楽しめる。
男湯とを隔てる竹垣が邪魔で視界は半分ぐらいになるが、ガラス抜きで直で景色が見られるし風が気持ちいい。
山も町も見えるって贅沢な露天風呂。
今は昼だけど、これは夜景も絶対綺麗だって。
ただ、お湯はまあ予想通り。ちょっと塩素臭い。特に内湯と、露天風呂の湯口周辺。
無色透明だけどたまぁに細かい湯の花が見える。
肌触りはきしつきが強く、乾くと少しベタベタしてくる。
急がない、むしろ時間調整目的だったので、このぽんぽこの湯で昼食も取った。
114帖の大広間はランチには少し早いからかがらがらで居心地良い。壁際には子供向けの絵本などが置かれた本棚があり、その上にどうぞ使ってくださいとうちわを差したケースがある。
こういう小さな気遣いが嬉しい。特に絵本の本棚は子供連れならありがたい。