乗鞍高原温泉乗鞍山水館信濃

子連れ家族のための温泉ポイント

乗鞍高原温泉乗鞍山水館信濃宿泊体験レポート

もともとは双色の湯山水館信濃と名乗っており、2本の源泉に入れることが売りだった。湯けむり館と同じ濁り湯単純硫黄泉の湯川源泉と、乗鞍高原でも3軒しか引いていないという透明なマグネシウム・カルシウム―炭酸水素冷鉱泉のわさび沢温泉。

乗鞍山水館信濃の外観

が、しかし私が泊まったときは既に湯川源泉1本になっていた。わさび沢温泉は配給していた会社が無くなってしまったそうで、もう使っている施設が1軒も存在しないそうだ。残念。

乗鞍山水館信濃の館内と客室

そんなわけで濁り湯一択の山水館信濃に泊まってきた。ここは窓から木々の隙間にゲレンデが見えるほどスキー場に近い。食事は囲炉裏で取る。なかなかコスパいいお宿だと思う。

乗鞍山水館信濃の夕食

お風呂は温泉の泉質もあってかなり滑りやすいので注意。内湯は旅館の規模にしてはけっこう大きなお風呂で、少し深い。

乗鞍山水館信濃の脱衣所

お湯は青白い乳白色。温度は熱めで、少々腐ったゆで卵臭。細かいものは粉状、大きいものは粒状の白い湯の花が濁りを作っている。

乗鞍山水館信濃の内湯

露天風呂は内湯より色が薄い濁り湯で、最初は虫がいっぱい浮いているのかと思ってぎょっとしてしまったが、それは誤り。よく見ると何らかの植物の苞で、たまたまお湯に落ちてきたて浮いていたらしい。男湯には無かったそうだ。

乗鞍山水館信濃の露天風呂

露天風呂は体温よりちょっと温かい程度のぬるさだったので、ゆっくり入れた。湯口のお湯をなめてみると、苦い中に酸味が少し。

雪が降っていて、それも粉雪みたいに軽くて優しいやつじゃなかったので、お湯から出ている肩に刺さる。雪が肩を刺すと冷たさが痛みに感じるほど。

夜なので灯りはほんのり。照らされているところだけ、降りしきる雪が定規で引いた線のように浮かび上がっては消えていった。