鳴子温泉 扇屋

貸切露天風呂のある高台の宿

[2024年1月のデータ ただし日帰り入浴料・日帰り入浴時間等は2025年6月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆  湯口が熱いので注意、濁り湯で深さが分かりにくいので注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆  貸切露天風呂あり

鳴子温泉 扇屋 体験レポート

鳴子温泉扇屋

木曜日が定休日だったので避けて、水曜に行こうと思ってまず駅前で鳴子温泉の湯めぐりシールを購入したが、電話しても誰も出ない、現地に行ってみると臨時休業の札。

鳴子温泉扇屋の外観
扇屋の外観

やむなく2日後にもう一度電話して、ちゃんと開いていることを確認してから出かけた。逆に本来は日帰りは12時からだが、今日なら10時半から入れるというので早めに出かけた(2025年6月現在は11時からになっている)

鳴子温泉扇屋の館内
館内

入り口の急坂は温泉を流して融雪している。受付でまだ若そうなご主人が内湯と貸切露天風呂とどちらにしますか?と問う。せっかくここのために湯めぐりシールを買ったからと思って、これで入れる方をとお願いしたら内湯に案内された。制限時間40分とのこと。

扇屋の浴室暖簾
浴室暖簾

男女別の内湯は階段を上って右。お湯の色は緑色に白を混ぜたようなミルキーグリーン。私の好きな色だ。硫黄と硫酸塩と塩化物が泉質名に付いているが、炭酸水素塩もけっこう入っていて盛りだくさん。

扇屋の脱衣所
女湯の脱衣所
扇屋の浴室
浴室

宿が坂の上にあるから眺めがよい。もう少し窓ガラスがクリアならいうことは無いのだが…と思っていたら、ギャアギャアとけたたましい鳴き声がして、見ると白鳥が群れなして飛んで行った。

窓の外の白鳥
窓の外を白鳥が飛んで行った
白鳥にズーム

お湯はそんなに濁りが強いとも思えないのに、実際に入ると腰から下が見えない。湯口ではゆで卵臭がするものの、全体としては薬っぽいにおいが強く、肌はかなりすべすべと摩擦が消えたみたい(同じ鳴子温泉のすがわらほど強烈ではないが)。

扇屋の内湯

分析書に記された源泉温度は99.8度と沸騰直前ぐらいに高く、湯口でも77度、これをある程度絞って入れて、浴槽内では43~44度程度。

内湯の湯口
湯口

飲んでみると塩をかけたゆで卵風味。塩味は強くはないが、ゆで卵のぽくぽくした感じまで感じられる。

洗い場

なお、源泉は蒸気とともに湧いているので実際は120度ぐらいあるそう。自噴で液体部分もあり、タンクに溜めて熱交換し、浴槽にかけ流し。熱交換した熱はシャワーのお湯を温めている。

扇屋の析出物
浴槽の淵の析出物

このあと、入らなかったが露天風呂も見学させていただいた。内湯と同じ源泉だが、外気にさらされている分、色がよく変わるという。ミルキーブルー、グレー、白など。濁りも濃くなったり薄くなったり。

扇屋の貸切露天風呂
貸切露天風呂

宿泊の方はコロナを機に夕食の提供をやめて、今は素泊まりか川渡の飲食店まで送迎する食事付きプランほ受け付けているとのこと。ご主人自らデザインしたオリジナルTシャツも販売している。

扇屋のオリジナルTシャツ
ご主人デザインのオリジナルTシャツ、温泉マークとこけしと線路、線路と江合川とNARUKOの文字
Tシャツのデザイン