子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 温度は適温
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッド無しだがベンチ有り
子連れ家族のための温泉ポイント
鳴子温泉郷の贅沢なところは、多種多様なお湯が揃っていること。特に隣同士の宿の自家源泉が異なるタイプなんて不思議なこともあるのがこの温泉地で、よくその筆頭にあげられるのがここ「西多賀旅館」と隣の「東多賀の湯」。
名前からして西と東なわけで、両方入り比べられればよかったのだが、14年前に来たときには東多賀の湯しか入る余裕がなかった。今回ようやく念願叶った。
建物に近づくだけで温泉のにおいがしてくる。浴室に移動すれば充満している。マッチ臭+少し甘めの腐っていないゆで卵臭。もしかして温泉で一番好きなにおいかも!
お湯もめっちゃ綺麗。明るいが透明感のない緑色の濁り湯。その表面に白い粉状の湯の花が浮いている。
すべすべする肌触り、包み込まれるような浴感。もうこれは言葉にしようがない。嬉しいなぁというだけ。
温度も熱くなくて適温。もうね、何もかもがちょうどいい、満ち足りているような温泉。
しばらく入っていたら何だか美術室の油絵の具みたいなにおいもしてきた。浴槽の縁がなんだか白骨温泉みたいに、白い脆い析出物でコーティングされている。
しかし狭い浴室にドアが二つあるのは何故だ?それも両方とも同じ風呂に繋がっているんだが。
湯上がりはサッと乾く感じ。少しちりちりと肌がつっぱる。いやもう、幸せですよ。来て良かったというもんです。