子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 浴室によってはぬるめのところも
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッド無し、大浴室の脱衣棚の最下段がなんとか
子連れ家族のための温泉ポイント
朝早くから立ち寄りを受け付けてくれているので寄ってみた。雨の朝だ。温泉以外に行くところもない。
お風呂は小浴場と大浴場があって両方入れてもらった。まずは小浴場(薬湯・不老泉)。
お湯から木材臭。昨日入った姥の湯の植物臭よりもっと強い。森のにおいというか、ヒノキオチールみたいな。浴槽が木製じゃないのに温泉そのものから木のにおいがするんだ、それも森のにおいに混じって焦げた木材臭。不思議な感じだ。
湯口から源泉はたらたらと出ているがドバドバ溢れるような量じゃない。色は透明にも見えるがわずかに濁り。そもそも浴室が薄暗いのでよくわからない。ちょっと離れてみると黒っぽく見えるぐらい。
湯の花は粒状のものが少し。にゅるにゅるはしないすべすべ系。でもしばらく入っていると指の間に少しだけにゅるっとくる。温度はぬるめの適温。
上がるときにわずかにぺとつきがあり、そのうとすぐにつるんつるんになる。
そのあと大浴場にも行ってみた。こちらは浴槽が大小二つある。湯口のお湯が同量流れ込むなら、普通に大きい方がぬるくなるかと思えばそうでもなかった。大きい方がかなり熱い。小さい方は表面が熱いだけで中はそれほどでも。
実は大きい方が自然に冷めるようにお風呂を作ったものの、震災で浴室が傾いちゃって大きい方が熱くなるようになってしまったそうで。
木の香りは不老泉より弱いが、それでもはっきりしている。一方、すべすべの感触はこちらの方がずっと強い。お湯が熱いので汗が噴き出すよ。湯上がりはさらに肌がつるんつるんに。
勘七湯のご主人と少し話ができたが、温泉に哲学のある人だった。
鳴子温泉は50年前の雨水が地中で様々な成分と出会って溶け合い、湯船に注がれるが、その感動を一人でも多くの人に味わって欲しいと。
またぬるい方が体にはいいんだけど、熱いお湯のリフレッシュ感も大事だよねと。うん、わかる。