鳴子温泉 姥の湯

4本の源泉を持つ義経ゆかりの湯

  • 所在地 宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65 TEL 0229-83-2314
  • 泉質
     露天風呂(啼子の湯)ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩泉
     亀若の湯(芒硝泉)ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・炭酸水素塩泉
     義経風呂(芒硝泉)ナトリウム―硫酸塩・炭酸水素塩泉
     こけしの湯(硫黄泉)分析表見つからず
  • 日帰り温泉受付時間 9:00~16:00(GW中は特別時間帯で10:00~15:00でした)
  • 日帰り入浴料 大人650円、子供450円
  • 設備等 男女別浴室、男女別あるいは混浴露天風呂等
[2019年4月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆  浴室によってはぬるめのところも
  • 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆  ベビーベッド無し、混浴はパパが協力できるかも

鳴子温泉 姥の湯の温泉動画


鳴子温泉 姥の湯 体験レポート

男湯の亀若の湯
たぶん男湯の亀若の湯

4種類の源泉を持つ旅館、姥の湯。今回の鳴子旅行で行きたかったところのひとつ。清掃時間にぶつかると入れないお風呂もあるようだが、幸い全部利用可の時間だった。

姥の湯の外観
姥の湯の外観

まずお風呂の種類から整理する。姥の湯の看板によると以下の4種類
・亀若の湯 内湯で単純泉
・義経風呂 内湯で芒硝泉
・こけしの湯 内湯で硫黄泉
・啼子の湯 露天風呂で重曹泉
なお、私が入った順番は啼子の湯(露天風呂)、亀若の湯、こけしの湯、義経風呂なので、文中でもその順番で紹介する。

姥の湯の4源泉
これが姥の湯の4源泉を記した看板

最初に行ったのは露天風呂。時間により男女入れ替え制だがこの時間帯は混浴にあたっていた。しかし誰も入っていない。これはチャンスだ。誰か来る前に入ってしまわなくては。

姥の湯の露天風呂
姥の湯の露天風呂、啼子の湯

すまし汁系のうす濁りで綺麗な色。温度はかなり熱かった。金属のにおい、それもかなり甘い金属のにおいがして、肌触りは滑る感触が強い。少し入っていたら次の人が来たので上がるときは大急ぎだった。

姥の湯の啼子の湯
啼子の湯、縁に泡が貯まっている

次に「単純泉」と書かれていた亀若の湯へ。ここも露天風呂にちょっと似た印象のお湯だ。金属臭はさらに強く、濁りも露天風呂よりはっきりしている。さらに床が成分でオレンジ色のグラデーションに。肌触りは滑りつつもきゅっと止まるキシつき。

姥の湯の亀若の湯の女湯
姥の湯の亀若の湯 女湯

ぬるめ適温で、じゅわっと甘く炭酸水素塩泉っぽい味がする、本当に単純泉か?と思ったら、分析表ではナトリウム・カルシウム―硫酸塩・炭酸水素塩泉だった。

姥の湯の亀若の湯の男湯
これもおそらく亀若の湯(男湯)、女湯とずいぶん色が違うような

次に硫黄泉のこけしの湯。入ろうとしたら錠が掛かっている?思わずガチャガチャやったら開いた。脱衣所にいた人が、ドアが開くと外から中が見えてしまうと思って、着替えているあいだ鍵を閉めていたそうだ。

姥の湯のこけしの湯
姥の湯のこけしの湯

この硫黄泉は見た目的に他とは違いがはっきりしている。いかにも硫黄泉って感じの白濁濁り湯。ちょっとばかり傷んだゆで卵のにおい。少しキシつき。露天風呂ほどではないが温度も熱く、濁りは強くよどんでいるあたりでは粉状に浮いているのがわかる。

姥の湯のこけしの湯の濁り湯
こけしの湯のお湯の色

最後は旅館部の風呂と書かれている義経風呂(公式サイトでは義経の湯)。もともと姥の湯は義経ゆかりの湯を名乗っているからねぇ。

姥の湯の義経風呂の暖簾
義経風呂の暖簾

見た目のインパクトが大きかったのはこの義経風呂。お湯の色はほぼ透明なのだが、消しゴムかすみたいな白い湯の花がいっぱい。

姥の湯の義経風呂
姥の湯の義経風呂

においは植物のような青臭いような薬っぽいような。木香っていうのかな、木材臭。温度は亀若の湯同様ぬるめ適温。肌触りはすべすべとして、上がると肌がぱきっと突っ張るよう。

姥の湯の露天風呂の脱衣棚
姥の湯の脱衣棚(露天風呂)

なんだか駆け足で入ったけど、これだけいろいろなお湯に入れると温泉テーマパークって感じ。しかし別府あたりの共同浴場を回っていると1ヵ所1湯っていう感じだけど、鳴子だと一箇所でいきなり4湯とかだもんなぁ。そりゃヘビーなわけだ。

姥の湯の館内