子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッド無し、棚がなんとか使えるか…
子連れ家族のための温泉ポイント
2003年と2006年に吹上高原キャンプ場に泊まって、その度に峯雲閣に行こうと主張したのだが、毎回却下されていた。一番大きな理由は日帰り入浴時間が短かったことだ。キャンプ場2泊以上をベースに観光して回ると、どうしたってキャンプ場から近い温泉は夕方に必要。まっぴるまはどこか別の場所にいたりする。
だから目と鼻の先にあったのに行かれなかった。鳴子に詳しい人たちからは、吹上高原に泊まっていて峯雲閣に入ってないなんて信じられないと何度も言われたけど。
それならいっそキャンプ場より鳴子の湯治宿にでも泊まればいいじゃないという意見もあったが、なかなかそうもいかなくてね。宿泊候補地を決めるのは私の都合だけじゃないのだ。そしてようやく2019年にして鳴子の湯治宿に泊まるという長年の夢が叶うことになった。ちなみに泊まったのは東鳴子の阿部旅館。
前置きが長くなったが、今回の鳴子旅行で最初に向かった温泉が峯雲閣だ。理由の一つは空が晴れていたことだ。室内の温泉は曇りでも雨でもいいけど、やっぱり景色の良い露天風呂は晴れの日がいい。
峯雲閣は滝の露天風呂で有名だ。滝壺が天然露天風呂になっている。
峯雲閣のご主人に伺った話では、地獄谷遊歩道の先で湧いている100度ほどのお湯を2キロほど引いてきているが、とにかく熱いので2キロ流れてきても冷め切らない。夏場は47度以上になってしまうと。そのうえ塩化物泉で入ったら湯冷めしないから熱くてしょうがないらしい。
また源泉は1本だが、一部熱交換でシャワーのお湯を温めているとのこと。内湯は加水していないから、もし熱すぎたらピンクの湯もみ棒をおいてあるからそれを使って温度を下げてくれって。
内湯は男女別で、無色透明なお湯が入っている。するっと滑ってきゅっと止まる肌触り。塩味はあまりしない。
この内湯から外に出ると混浴露天風呂に行かれる。もうね、本当に天然の滝の横に露天風呂。あけっぴろげ。そしてたっくさん男の人がいる。
行ったけどさ、やっぱり落ち着かない。さすがにこれだけ人が多い混浴はね。なお女性はほとんどいない。ほぼ男性。女性は内湯にもいなかったので、とにかく男性率が高い。
滝のところだけは少し海くさく感じたが、他はあまりにおわない。メタケイ酸らしい手触りがして、白い粒状の湯の花や、消しゴムかすみたいな湯の花があった。
まあとにかく再訪するならもっと空いている時じゃないとダメだ。GWに行ったのがよくない? わかってる。