子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 温度は適温に調整、滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドなし、ベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント
雨の中、訪問した。中山平の小ぢんまりとした旅館。近づくまで民家のように見えたが、正面に立つと旅館らしい入口だった。
お風呂は撮影禁止となっていたが、お願いして撮影許可を頂いた。
浴槽41.2度と熱すぎずぬるいこともなく、非常に気持ちよく入れる温度だが、湯口のお湯は47.3度とかなり熱い。これを適温になるように絞りながら入れている。
もともとの源泉温度は60度で、さすがにこれは、夏場は湯量調節だけではなかなか冷めないので必要最小限の加水をするとのこと。この時も7月だったので加水中というお話だった。循環はせず掛け流し。
色は無色透明で、うなぎを掴んだまではいかないが、それでも中山平らしいにゅるとろ湯。
入ってすぐはそこまで顕著ではないが、しばらく入っているとだんだんにゅるにゅるが激しくなってくる。においは古くなった感じの硫黄のにおいで、削りたての刺激的な硫化水素臭やゆで卵臭とはちょっと違う。
味はわずかに出汁の入った塩味。
最初入った時に大き目の泡が少し付いたが、その後は全体的に泡が付くという感じではない。とにかくにゅるにゅる、にゅるとろ。
そして窓の外の景色がいい。窓枠と外の灯籠がシンメトリーになっていて、咲いているスカシユリがアクセントに。
お風呂のタイルのレトロ感も好きだし、浴槽がシンプルで大きすぎない所もいい。このお風呂を一人で独占しているのは贅沢な時間。
県境は越えるけど、中山平から比較的近い山形県の赤倉温泉に三之亟という似た名前の宿があるので、名前に何か関係があるのか聞いてみたけど、特に無いみたい。