子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度----- 泉質----- 子供不可、大人専用の宿
- 設備----- 雰囲気★★★★★
子連れ家族のための温泉ポイント
「わいた温泉郷 はげの湯 旅館 山翠」はあまりにもお風呂の数が多すぎて、「本館側のお風呂(山翠の湯)」と「離れ側のお風呂(仙人の湯)」に分けてレポートすることにした。こちらは「仙人の湯」の方のレポート。なおお部屋や食事は「山翠の湯」のレポートの方に書いた。
「離れ側のお風呂(仙人の湯)」とはいっても、離れに泊まらなきゃ入れないわけではない。本館に泊まっても離れに泊まっても両方のお風呂に入れる。単に「離れ(仙人の湯)」と書いているのは、道路を挟んで離れと同じ側にあるから便宜上、私が区別しているだけ。
さて、「旅館 山翠」で最も有名な混浴露天風呂はこっち(仙人の湯)側にある。ここは2023年の私が訪ねるちょっと前に湯あみ着着用を義務付けた。宿泊者は無料で湯あみ着を貸してもらえる。
私としては湯あみ着着用義務付けはとても助かる。だってその方が気楽に混浴露天風呂に入れるじゃない。ここは絶景なんだから、入らないと損だよ。
そして泊まった日のこの混浴露天風呂は夕方も翌朝も青かった。わいた温泉郷のお湯はわりと青いことが多いけど、世間一般的に青い湯は珍しいもので、私も泊まるまでここが青くなるとは知らなかった。
ちなみに源泉は1本で、それを館内全てのお風呂に使っている。全部掛け流し。使いきれなくて余らせて捨てているレベル。
で、源泉が湧いているのは旅館のすぐ下の噴気のところだが、それをいったん離れの上まで引き上げて、それから順次お風呂に注いでいる。だから湧いているのは下なんだけど、お風呂のお湯の鮮度からいうと、上にあるお風呂ほど新鮮なのだ。さらにその計算からいくと、混浴露天風呂が一番新鮮らしい。
あとは私が泊まった2023年11月の段階で、「仙人の湯」はあちこち工事中だった。まだまだ改装して新しいお風呂を作るらしい。なので、これをまとめている2025年4月現在、ここに書いた状況とお風呂が終わっている可能性もある。
お湯は同じなので、本館の「山翠の湯」同様に味やにおいはほとんどせず、すべすべとした肌ざわり。ただしお湯が同じなのに、はっきりと青く見えたのは混浴露天風呂のみ。他は「山翠の湯」も、「仙人の湯」の混浴露天風呂以外のお風呂もほぼ無色透明。ちなみにこの日は青かったけど、日によっては白濁することもあり、混浴露天風呂も無色透明になる日もある。
到着日の夕方は雲が多かったがドラマチックな夕日が見えた。そして翌朝は晴れ渡った。空もお湯も真っ青。この世のものとも思えない絶景だった。極楽極楽。