大正温泉

子連れ家族のための温泉ポイント

大正温泉体験レポート

大正温泉の外観

3泊4日の高知＆愛媛の旅で、前半入った温泉ゼロを更新中だった。なんかちょっとしょぼんとしちゃうよね。四国は温泉少ないとは思っていたけど、こんなにも縁が無いとは。

大正温泉の暖簾と「やってるよ」の札

初日に泊まったウェルカムホテル高知は格安だけどいいビジネスホテルだった。ただし温泉じゃない。二日目は郷麓温泉ってところに泊まろうと思ったけど、電話したらその日は貸切り予約が入ってた。それで悩んだ末に宿毛リゾート椰子の湯に決めたんだけど、ここは人工温泉だった。

大正温泉の受付

そんなこんなでさっぱり温泉に入れなかったわけだが、大正温泉まで来てようやく入浴が叶った。ちょっとくたびれた感じの外観もいかにもいいお湯がありそうだ。場所的に秘湯ではないが、雰囲気はすっかり秘湯気分。

大正温泉の休憩室、ここは綺麗

しかし傘立てみたいなところに「やってるよ」と書いた札はあるのに、呼べど叫べど人が出てこない。やっと出てきてくれたがあまり愛想のないおばちゃんで、黙って受付を済ませる。だから最初は日帰りで入浴させてもらうのは迷惑なんじゃないかと思ったぐらい。

大正温泉の浴室棟入口

浴室は男女別の内湯だけ。浴槽は保温用の銀マットが掛けられていて、誰も使った形跡がない。男湯の方はお湯が少なくぬるかったようだが、女湯は銀マットを外すとお湯の量は普通で温度は激アツだった。

銀マットが掛かった浴槽

浴槽の左右にそれぞれ離して、蛇口に竹筒をつけたものがあり、窓側が源泉(冷鉱泉なので冷たい)、出入り口側が加熱源泉が出るようだ。浴槽は岩風呂だが、縁が比較的薄い造り。

大正温泉の浴室、湯気が・・・

とにかく湯気が凄くて室内はぼんやりしている。お湯はたぶん無色透明。とろみがものすごく、にゅるにゅるする感じも少しあるが、すべすべという手触りではない。どちらかというと、トロトロ。

においは最初何かを感知したような気がしたが、よくわからなかった。味は不思議に甘いよ。足首が何故かちりちりする。

大正温泉の源泉(冷鉱泉)の湯口

お風呂から上がったら、おばちゃんが蛇口の使い方、わかった？って聞いてきた。全然愛想のないおばちゃんじゃなくて、実はとっても親切だった。たぶん最初は忙しくて何かに気を取られていただけだったんだと思う。むしろ話し好きな人だった。

大正温泉の脱衣所のコインロッカーと女湯暖簾

自由に源泉を足して良いんだったら、もっとじゃんじゃん冷たい源泉を追加してみれば良かった。最初に銀マットを掛けてあったから、せっかく加熱したのを冷ましちゃいけないのかと思ったよ。

浴室棟の休憩室、天井の柄がトイストーリーを思い出した

とにかく温泉には大変満足した。しょぼんとなっていた気持ちがこの一湯ですっかりテンション上がったのだ。